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2004年08月10日(火)
「対論!戦争、軍隊、この国の行方」青木書店 

「対論!戦争、軍隊、この国の行方」青木書店 今井一 渡辺治 小林節 伊藤真 畑山敏夫
2003年10月15日、改憲派の小林節と畑山敏夫、護憲派の渡辺治と伊藤真がシンポジウムを開きガチンコの論争をした内容と、アフターシンポで各論者の主張を載せた本である。2005年にも『改憲』が政治日程に登っている今、こういうガチンコ勝負はしすぎるという事はない、大いにやってもらいたい。
もちろん『朝まで生テレビ』のように相手の意見を封じ込めような議論は不毛である。しかし『噛み合った議論』というものはいろんなことを明かにさせる。例えば『現実』という事に対して、各人が思っている内容は見事に対象的である。例えば改憲派はイラク派兵についてどう思っているのか、意外とも思える事が分かる。例えば護憲派は国民投票についてどう思っているのか、決して反対しているわけではないということが分かる。
シンポジウムで言い足りなかった事を補足する保証も取りつけていて、この企画はこれからの運動に対して一つの示唆を与えている。