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| 2004年07月14日(水) ■ |
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| 「プチ哲学」中公文庫 佐藤雅彦 |
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「プチ哲学」中公文庫 佐藤雅彦 1P目はタイトルが書かれてある。2P目と3P目には可愛いマンガが書かれてある。4P目はマンガからなにが考えられるか、解説が書かれてある。
この本をより楽しむ方法を「考えて」みた。マンガを見た時点で次ぎのページの解説の中身を当てるのである。例えばエレベーターの絵がある。「急いでいるときには一番あとに乗る。」「すると一番先に出る事ができる。」なるほどー、今回のテーマはなんだろう。「逆転の発想」という事かしら。などと考えてみる。ページをめくってみる。「逆算という考え方」でした。最終結果がはっきりイメージできているとそこから逆算してスタート時点でなにをしておけばいいのかおのずとはっきりしてくる、ということらしい。まあ確かにその通りだけどね。
私はこういう読み方でずっと読んでいったけど、結局きちんと当てたのは一割も満たなかった。それは私の考え方が浅かったからかもしれないし、この著者の考え方が私と合わなかったからかもしれない。ただ私は面白かった。それは「楽しく考える時間」が持てたからである。マンガも解説も「哲学」と銘打つほど考え抜かれてはいないと私は思う。けれどもそれでいい。まあ、そういう本である。(04.05)
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