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| 2004年06月06日(日) ■ |
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| 「指輪物語王の帰還上」トールキン |
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「指輪物語王の帰還上」トールキン 評論社 上巻はほぼ全編戦闘場面が続く。しかしこれは改めて奇妙な「戦略」である。中つ国かってない会戦の目的が、ホビットの指輪を滅ぼす任務の遂行のため、敵の目を逸らすことだけだ、というのだ。 「武力で勝利は勝ち取れない。でも武力で可能性はつくれるかもしれない。」ガンダルフは言う。犠牲は甚大である。勇猛な戦士が、偉大な王が、次々と死んでいく、あるいは傷つき倒れる。 平和とはなんだろう。「力」とはなんだろう。答はまだない。(04.1読了)
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