日々あんだら
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2013年03月19日(火) 料理熱




先々週の丹沢山で食べたカレー。
カレーはレトルトをジェトボイルで温めて。
ご飯は、保温ポットに炊き立てご飯を入れて持ってったけど、さすがに冷めてた。^^;
卵は、卵ケースに入れて持ってって、生白身が苦手なので卵黄だけ落とした。

山頂カレー。
なんて至福な響き♪





最近、山への興味がちょっと歪んで来てる気がする。
「自分がどこまで行けるか」「どんな風景が見られるか」ではなく、
「山でどれだけ旨いものが食べられるか」に興味の主眼が移っているのだ。(笑)
最近、検索するのはアウトドアクッキングとか、アウトドア用の料理道具とかばっかり。(笑)
部屋で料理するのも、ほとんど山飯のリハーサル的なものばっかりで、
おかげでジェットボイルのガスの減りが早い早い。^^;

で、ここ数日、頭の半分くらいをずっと占めているのが、「山で炊き立てご飯を食べたい」なのです。(笑)
やっぱ、保温ポットに入れて持ってっても冷めてたし。
アルファ米はあんまり食べる気しないし、サトウのご飯とかも20分くらい茹でないといけない。
それだけの時間とガスを使うなら、どうせならきちんとご飯炊きたいやんか!!

10年くらい前、炊飯器を持ってなかった頃に、ご飯を鍋で炊いてたことがある。
まあ、普通に美味しく炊けてたので、理論上はこないだ買ったチタンシエラカップでも炊けるはずだ。
でも、火加減とかきっと難しいやろうし、やっぱり炊飯用の道具をきちんと揃えた方がええんかなぁ…

と会社の休憩部屋で悩んでた時に、ふと思い出した。(仕事せーよ)
あれ?おれ、ご飯炊ける袋買ってなかったっけ!?

帰宅して探してみたらありました。


不思議なめし袋。(笑)
お米をとがずに20分、沸騰してるお湯の中に入れとくだけで、火加減関係なく美味しく炊けるらしい。
ほほぅ。なかなかおもしろそうやんけ。
(と見つけた時に思って即買いして、そのまま忘れてたんやけどね。^^;)

さっそく試してみる。
さすがにリハーサルで20分間ジェットボイルのガスを使うのはもったいないので、部屋のガスコンロでやった。


1袋でMAX2/3合まで炊けるらしい。もちろん男は黙ってMAXである。(笑)
説明通り、米をとがずに袋に入れて、付属の竹串で止める。沸騰したお湯に入れる。
そのまま20分、待つだけ。

その間に他のものを作ったりしてたんだけど、ふと気付いたら袋が思いっきり露出しとる!!
そう、お米はお湯を吸うのだ!(当たり前)
吸った分だけお湯は減るし、お米は膨らむので、そりゃほっといたら水面から出て来るわな。
ということで、スープ用に電気ポットで沸かしてたお湯を慌てて注ぐ。沸かしてて良かったー。^^;




その後も様子を見ながら水面から顔を出しそうになったら足し湯しつつ、沸騰させ続ける。



20分後、火を止め、お湯を捨てて、蓋をして5〜10分蒸らせば炊き上がりらしい。
もちろん、蒸らしは5分である。(空腹)

そして5分後。



できたがな!
つやっつやの銀シャリやがな!
洗ってないのに全然ぬか臭くないがな!!
不思議やな〜…(笑)

えーと、説明書によると、ぬかは袋(特殊な不織布)の孔から外に出て行くらしい。
出て行ったぬかはお湯を吸って膨らんで、袋の中には戻れなくなるらしい。
なるほど、だから洗ってないのにぬか臭くないのか。
そして、だからお湯があんなに真っ白に泡立ってたのか。

そんなわけで、今日の晩ごはんは不思議なご飯と玉子スープ。
…だけでは淋しいのでもう1品作りました。



オイルサーディンの缶詰にパン粉と粉チーズをたっぷりかけ、ミニトマトを乗せ、
ジェットボイルで温めつつ、パン粉と粉チーズをバーナーで焦がした。
で、仕上げにバジル。
食べてみたらちょっと物足りなかったので、困った時の鉄板、小豆島のオリーブハーブ塩。

大変美味しくいただきました。(^人^)



まあ、料理は下手なんです。そして作るのはそんなに好きでもない。(食べるのは好きやけど)
でも、アウトドアの料理って燃えますやん?男として。
キャンプやBBQはお父さんの出番やったやん?あれは男のDNAに刻まれてるとしか思われへん。(笑)

山で作る料理には制約がたくさんあって、
・食材も水も道具も燃料も、全て自分たちが背負って運ばないといけない。
 よって、使えるものが制限される。(水も燃料もふんだんに使えない)
・傷みやすい食材は使えない。
・ゴミはもちろん、料理の後の水や油は持ち帰らないといけない。
・行程にもよるけど、あまり時間はかけられない。
・行動に必要なカロリーはきちんと摂取できなければならない。
・使った後の調理道具や食器も洗えない。
などなど…

そういう制約の中で、どこまでやれるか、というのに今はまってるんやと思う。
障害があればあるほど燃え上がるのは、恋も料理も同じだ。(おれ、今いいこと言った!笑)
とりあえず「山でそこまでしてる人は見たことがない!」と言われるのが目標です。(笑)


まあ、そういう意味で言うと、今回の不思議なめし袋は山では使えない。
大量の差し湯が必要で、大量の捨て湯が発生するから。(ぬか臭くて他の料理にも転用できない)
惜しいな。

キャンプやBBQ場で、近くに水洗トイレがあって、って状況なら相当便利だと思う。
大きな鍋に人数分の袋を用意して突っ込んどけばOKやし。

やっぱり、山でご飯を炊くにはあれか…あれしかないのか…(遠い目)





ちなみに、僕にとってなくてはならない調理道具。


ミニロースター。
下のパットがガスストーブの炎を遮って、遠赤外線に変えてくれる。
ジェットボイル専用以外のクッカーは、全部この上の網で調理してます。
クッカー、焦げやすいチタンばっかりなので。ジェットボイルの一点集中型火力では絶対焦げ付く。^^;
でも、これを間に挟むと焦げ付かんのよねー。
もちろん、熱が発散される分、料理にかかる時間は延びるしガスの消費量も上がるけどね。
今日のオイルサーディン缶もこれで温めました。




もちろん、こんな風に直接焼くこともできる。(ていうか、これが本来の使い方。笑)
パリッパリに焼けてめっちゃ旨かったです!
(ちなみにウインナーから落ちた脂は、下のパットの上で燃える。笑)

ネットで見てたらみんな持ってて使ってるように思えるんやけど、なぜか実際に使ってる人を目撃したことがない。
これ、山で料理する人は必須やと思う。
(てか、おれは最近、部屋のガスコンロでも焼く時はこれ使ってる。笑)


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