日々あんだら
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2013年02月23日(土) 危険な街

その名は神保町。




今日はオカエリちゃんと神保町探索。
どちらも結構読書家で古本屋とかにも良く行くくせに、神保町は未踏の地でした。
なので、1日かけていろいろ巡ってみることに。

11時に待ち合わせて、まずは腹ごしらえ。


食べログで見つけて即決した『まんてん』の大盛カツカレー。見よこの威容。(笑)
ご飯の上からルーかけて、カツ置いて、さらにその上からもう一度ルーをかけてくれている。
これで普通盛りからお値段据え置き600円!

味は、「日本のカレー」って感じ。「和風カレー」ではなくて「日本のカレー」。
そして結構好きですこのタイプ。
美味しいカレー屋さん、となるとインド風とか欧風とかばっかりで、それはそれでもちろん好きやねんけど、
日本風の美味しいカレー屋さんが欲しかったのです。
また来よう、ここ。


同じくカツカレー(普通盛り)を食べたオカエリちゃんといよいよ神保町探索。
古書店は靖国通り沿いの南側に一番集中しているらしい。(=出入り口が北側=本が日光で傷みにくい)
神保町交差点から、まずは東の方を攻めることにする。
そのまま突き抜けたら神田小川町、さらに突き抜けたら秋葉原である。
どちらもおれのテリトリー。山関係と写真関係の。(笑)
こんな近くまで来てたのに、なぜあと角一つ進んでこなかったのか。

そんなことを思いながら回り始めたんだけど、相当歩みは遅い。
1軒1軒、2人して引っかかるから。(笑)
話には聞いてたんだけど、お店によって強い分野があって、そこに偏った品ぞろえ。
あるお店は全集とか歴史物ばかりだったり、あるお店は写真集が大量にあったり。
気になるお店だけを選んで覗いて行くんだけど、3軒ほど見終わったところで2時間以上が経過していた。

恐るべし!神保町トラップ!!

で、疲れたし喉が渇いたので(多分、本に良くないから湿度は低めにしてるんだと思う)、お茶することに。
神保町交差点まで戻って(戻るのは5分で戻れた。笑)、駅近くの「さぼうる」へ。

木と、石でできた文化遺産みたいな喫茶店。
ガスストーブがちろちろ燃えてて、その上に置かれたタライのお湯から湯気が立ち上っている。
『森崎書店の日々』で、「ずぼうる」という喫茶店が出て来て結構重要な役割を果たすんだけど、
確認してはいないものの、まず間違いなくこの喫茶店がモデルだと思われる。(笑)

ここ、柱と言わず壁と言わず、びっしり落書きで埋まっている。
そういうのを見るのも楽しいのでよくよく見てみたら、昭和40年代とか50年代から最近のまで幅広い。
あと、周りに大学が多いせいか、大学名を主張したものとか、合格祈願の落書きも多い。
神社かここは。(笑)

注文を取りに来た店員さんに「落書きしてもいいんですか?」と聞くと苦笑しながら「ホントはダメなんですけど。(笑)」
って、ダメなんかい!!ヽ(´▽`;)/
じゃあこの落書き全部、店員さんたち(結構たくさんいる)の目をかいくぐって書かれたってこと!?
しかも、各自が白ペン持参で!?
…今度、おれも白ペン持って行こう。(笑)

コーヒーと紅茶で一息入れて、二人して居眠りしそうになる。
数百mしか歩いてないとは言え、大量の本の中から面白そうなのを探して歩くのって結構脳を使うのだ。
そこにこの温かい空気、半地下の奥まった席、ほどよいざわめき…寝てまうわ!!
あかん、そろそろ出ようか、って言ってた時に、隣のテーブルに運ばれてきたものにオカエリちゃんが反応してしまう。

「あれ、どう思います?」
「行っとくか?」
「行っときましょう」
「2人で1つやな」
「そうですね」


バニラアイスどーーーん!!!


この写真じゃ分かりづらいけど、結構な量である。
それを隣のテーブルのおじちゃん(というかおじいちゃん?)たちは1人1つずつ頼んでいたのだ。
店員さんが持ってきた瞬間、おじ(い)ちゃんたちは「これまたでっかいなー!」と驚愕。
「3人で1つで良かったな」
「いやー、私もおひとりに1つずつで良いのかな?と思ったんですが」と店員さん。
いや、言うたれやそれ。確信犯やろ。(笑)

バニラも食べてお店を出た。また来よう、ここ。昼寝しに。(おい。笑)


そして再び古本屋巡り。
やってることは同じなので割愛するけど、興味のある古書店だけ覗いてたにも関わらず、
日暮れまでかかって神保町交差点から東側しか見られなかったと言っておこう。

恐ろしい街だ、神保町。



で、お腹も減ったので(↑文章だとすぐだけど、この間に3時間くらい経ってる)ご飯を食べることに。
どこかの古書店で洋食の本を見てしまったがために、おれの頭はもう洋食脳になっている。
食べログで見つけた洋食屋さんは定休日だったんだけど、そのすぐ近くに軽く行列のできている洋食屋さんを見つけた。
エビフライが死ぬほど美味しそう。決定。

10分くらい並んで席に案内された。結構広い洋食屋さんやなぁ。
で、2人で食べたいものを一つずつ挙げてって、エビフライとメンチカツと牡蠣のチーズ焼きとサラダを注文。
それとライスも2つ。

「お飲み物はどうなさいますか?」
「あ、結構です、お水ください」
「かしこまりました」

しばらくたち、料理が運ばれて来て、食べてる最中に何気なくおしぼりの袋を見て気づいた。

『ビヤホール ランチョン』

ここ、洋食屋さんじゃなくてビヤホールや!ビヤホールに来てお水頼んでもうた!!
エビフライで乾杯してもうた!!!(なんやそれ。笑)

…ま、そんなこともあるさ。





創業104年の洋食屋さん(ビヤホール)、どれも本気で美味しかったです。
あなどれんわー、神保町。


そして食べ終わって外に出てみたら、8時半前なのに飲食店がガンガン閉まって行っていたのでした。
古書店が閉店したら飲食店も閉まるのか。さすが古書の街。^^;



そんな、本にまみれた1日。
帰ってきて並べてみたらエライ具合になってました。



怖っ!神保町怖っ!!!
おれ、いつも相当本を買ってるけど、1日でこれだけまとま買いしたのは生まれて初めてやわ。|▽`)
(ちなみにオカエリちゃんは3冊で抑えてた。やるな…)


そして、体重とウエストもエライ具合になってたのでした。
神保町、危険すぎる街です。。。


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