日々あんだら
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2013年02月19日(火) 冷めやらぬ熱

というわけで、まだまだ熱いのである。おれの中のコーヒー熱が。

今、我が家で選択しうるコーヒーの淹れ方は、
・コーヒーメーカー(朝は便利。味もなんだかんだ言うて一番安定しとる。17年目の愛用品)
・ハンドドリップ(相変わらず不味い。が、徐々にマシになって来てる気もする)
・直火式エスプレッソメーカー(現在、アウトドアではこれ一択)
である。
最終目標はもちろんハンドドリップマイスターだが、
今のところ一番美味しいと感じるのはエスプレッソメーカーであるし、原理的にも一番男心をくすぐる。

でも、他の淹れ方もあるのだ。
最近、雑貨屋さんや食器屋さんのコーヒー用具コーナーに足を運ぶのが習慣になったおれだが、
こないだ勢いでサイフォンを買いかけた。(意外と安いねん。笑)
「手入れがめんどくさそう」「てか置くとこないし」「そもそも山に持って行かれへんやん」と
なんとか自分の心に歯止めをかけたわけだが、危ういところだった。
やっぱり、山で美味しいコーヒーが飲みたい、というのが原点で究極なわけだし。

さて、一般的なコーヒーの淹れ方で、山でもできそうな方式があと2つ残っている。
パーコレーターとフレンチプレスである。
このうち、パーコレーターは待ってる間は楽しそうだけど原理的にどう考えても味が落ちるのでパス。
山ではどんなものでも美味しくなる、というのは真実だけど、元が美味しいに越したことはないのだ。

ということで、もう一つの方式も試してみることにした。
フレンチプレスである。
原理としては、挽いたコーヒー豆に直接お湯を注いで抽出する、というある意味原始的な方式である。
正直、自分の好みの味にはなりにくいだろう、という気がする。(すっきりめが好きなので)
また、良くも悪くもコーヒーの味がストレートに出るので、他の方式以上に豆を選ぶらしい。
…おれ、安い豆しか使わない。(笑)
ということで敬遠していた。

しかし、こないだ某喫茶店(ハンドドリップを見せてくれたお店)でフレンチプレスの話題になった時、
マスターが「誰が淹れても美味しくできるから、お店で出すのはちょっとどうかと思う」と言ったのだ。
その場では穏便に相槌を打って済ませたんだが、その台詞にちょっと引っかかった。
我々はお店の技術やこだわりにお金を払っているのではない。
あくまで、その結果としても味にお金を払っているのだ。
こだわりのない飲食店には入る気すらしないが、そのこだわりをアピールされるのはちょっと違う。
頑固店主の寿司屋やラーメン屋には入る気がしないのと同じである。

で、そんな風に言われると、俄然フレンチプレスに興味が湧いて来たのだった。
(我ながらややこしい性格だとは思っている。^^;)

さらに、最近何人かの友達と山に登る機会が度々ある。
その時、エスプレッソメーカーやハンドドリップでは、一気にたくさんのコーヒーは淹れられないのだ。


ということで、



↑これ買った。一般的なフレンチプレスはガラスでできてるのが多いみたいだが、これは樹脂製なので山でも使える。
500ml強のと900ml弱の2種類があったのだが、悩んだ末に大きい方を買った。
やっぱり、みんなでコーヒーを楽しく飲みたいではないか。

…で、帰って来てから、自分のジェットボイルでは一度に500mlまでしか沸かせないことに気づいた。orz

いや!みんなで登った時にしか使わないんやから!みんなでお湯沸かせばええだけやん!!
一人で使うとしても、別に500mlだけでも淹れられるんやから。大は小を兼ねる!!
(とか言うてるから、荷物が際限なく重くなって行くのだ。←山では大は小を兼ねないんやけどね、ホンマは)

で、昨日ためしに入れてみた。
説明書(英語とフランス語。笑)に書いてある豆の分量、お湯の温度は93℃くらい、抽出時間は4分。
結果。
…うーん、あんまり美味くない。
妙に薄いし、雑味があってスッキリしてないし、豆が混入するので口の中がざらざらする。
これなら、お茶っ葉パックに挽いた豆を入れてカップに突っ込む方がマシやなぁ。
(荷物が少なくて、後片付けが楽な分)

とは言え、一度で決めつけるのは良くない。(せっかく買ったのにもったいない)
おれの淹れ方が悪かったんかもしれん。

ということで、いろいろ調べてみた。
・豆は説明書の分量の2〜2.5倍くらい入れた方がよさそう。
・お湯の温度はやはり93〜95℃辺り。沸騰させたお湯を少し落ち着かせて、プレスに注いだらちょうどいいくらいか。
・抽出時間はどこを見ても4分て書いてある。きっちり4分測ってみよう。
・お湯は、最初は壁伝いに入れるくらい、そっと入れた方が良いらしい。
・4分経ってからフィルターを押し下げる時はできるだけゆっくりと。(説明書見ても「gentle」て書いてあった)
 昨日はガツっと押し下げたからあんなに豆の粉が上に上がってきてたのか?

ということで、今日は昨日の反省を踏まえて丁寧に淹れてみた。
そしたら、おおっと、そこそこいけるやん。
やっぱり「誰が淹れても同じ」方式でも、きちんと淹れなあかんてことやね。コーヒーって生き物やわー。
これ、美味しい豆で淹れたらホンマに美味しいんやろうなぁ…
そして、検索してたら「熱した牛乳で抽出したら濃厚なカフェオレができるらしい」という記述が。
これは試してみねば!!!


とにかく、来月6人?8人?くらいで丹沢に登る予定なので、そこに持ってってみんなにふるまってみようと思います。^^





そして、もう一つ、「冷めやらぬ」というか「火が点いてしまった」熱。

コーヒー用の理想のマグカップを探して食器売り場を彷徨ってる内に、器熱に火がついてしまったらしい。
今日買ったのはこちらの木の器。2つ。

基本的に木の器は低山に持って行くことを前提としている。
今使ってる器も同じの2つ持ってて気に入ってるんやけど、いかんせん重ねて運べない。
重ねられる木の器が欲しかったところに、シンプルでいい感じのに出会ってしまった。
しかも、お店の在庫全部出して見せてもらったら、大小似たような木目でいい感じのに出会ってしまった。

ちょっと高かったけど、買ってしまった。^^;
でも後悔はしていない。(笑)
器1個でいい時には今までも使ってたやつで行って、2つ持ってく時にはこれにしよう。



ちなみに、店員さんに「木目まで選んで買われる方は初めてです」って笑われたんやけど、そんなことないよなー?
少しでも木や器のことが好きな人はそこまで見て選んでるよね???


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