日々あんだら
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2005年02月15日(火) 名古屋オフ(続編)

(名古屋の話をする前に)
2/9の日記(「α-7Dは欠陥品である。」)の記述に一部誤りがありました。

 AFが使い物にならないのでいつもMFで撮ってるんだけど、このカメラMFの時は多分割測光が使えない。
 よって、「AFが効かない」→「MFにする」→「AEが狂う」というどうしようもない悪循環。


メーカーに確認したところ、MFにした時に多分割測光が使えなくなることはなく、
AEロックが効かなくなるだけだそうです。

きちんと確認せずにいい加減なことを書き、申し訳ありません。
あちらの記述も訂正しておきます。





ナナちゃん人形を満喫した(?)僕たちは、名古屋城に向かった。
クレーンが邪魔で天守閣は撮れなかったが、シャチホコのポーズやシャチホコに乗った集合写真を撮り、
それなりに満足して名古屋城を後にした。
時はすでに12時を回り、みんなの目には殺気だった空腹感が浮かんでいた。
なんせこの日はみんな早起きだったのである。
そこで栄まで戻って昼食をとることにする。


昼食はそう、名古屋の誇る名物・ひつまぶしである。


…けしてひまつぶしではない。(言っちゃった…)
僕がこの日のために買ったるるぶ名古屋(なぜか食べ物とショッピングガイドしか載ってない)をたよりに、
栄の地下街を「あっちじゃない?」「あ、地図があった!!」「こっちこっち」と騒々しく移動する7人。
どう見てもオノボリサンである。

目的のお店に入る。時間は12時半くらい。食事時である。
7人分の席があるか…?
ドキドキしながら「7人なんですけど…」とお店の人に聞くと、座敷が空いていた。
7人でどやどやっと入る。

注文を取りにきたおばちゃんに「ひつまぶし7つ」とオーダーする僕。
僕は大盛りである。サービスで代金は変わらないのである。
ひつまぶしが来るまで、nanaさんの筆跡鑑定(?)が行われた。
それによると僕は「自己主張が強くて、お金は入って来ないのにたくさん出て行く人」らしい。

…反論の余地もございません。。。(汗)

そうしているうちにひつまぶしが来た。
おひつにご飯が入れられて、その上に細かく刻まれた鰻の蒲焼が敷き詰められているのである。
これを、1杯目はそのままお茶碗によそって、2杯目は薬味を混ぜて、そして3杯目はお茶漬けにして食べる。
鰻は関西風に蒸さずに焼いている。僕は蒸してから焼く関東風の蒲焼より、こっちの方が香ばしくて好きだ。

このひつまぶし、個人的には一番おいしい鰻の食べ方だと思っている。
1杯目→2杯目→3杯目と、脂っこい鰻をさっぱり食べるためのうまい工夫だと思う。
みんな大満足でした。^^



さて、お腹もいっぱいになったところで、栄を歩くことにする。
事前調査で、このあたりにビルの横に作られた観覧車があることは確認していた。
HEPの観覧車のようにビルの「上」ではなく、「横」なのである。
残念ながら営業開始が2月末らしくそれには乗れなかったが、みんなでその珍しい観覧車を撮る。
「乗れなくて残念だねー」そう言い合っていた僕たちの目が、三越の屋上で止まった。

「観覧車、あるやんっ!!」

そう、三越の屋上に、ゴンドラが8つくらいしかついていない小さな観覧車が立っているのが見えたのだ。
…が。

「あれ?動いてる?」
「お客さんが来たら動き出すんじゃない?」

そう、まるで置物であるかのようにそれは回っていないのだった。
遠目に見ても誰も乗っていないのがわかる。
普通なら乗れるかどうかわからないのにわざわざ行ったりはしないだろう。

しかし、我々は写真人なのだ。

「あれなら乗れなくても絵にはなる」

行動基準が「絵になるかならないか」になっているのだった。(笑)

三越の香水確率100%な1階を素通りし、エレベーターで屋上に直行する。
見れば見るほど、小さくて古い、今にもボルトが落ちて来そうな観覧車である。
とりあえずみんなその観覧車を写真に収めたあと、小屋にいたおじいさんに恐る恐る声をかける。
「あの…乗れますか?」
おじさんは無言でうなづき、券売機の方を指差した。

nanaさんが200円を入れる。券が出てくる。
突然nanaさんが爆笑し始めた。

「これ、表も裏も白紙なんだけど!!(笑)」

続けて買ったharu。ちゃんのも白紙。これは確信犯である。
みんな券売機で買った白紙の券を小屋から出てきたおじいさんに渡す。
これって、おじいさんに直接200円渡した方が早いんちゃうの?

おじいさんがスイッチを入れると、観覧車は軋み音すら聞こえそうな感じでぎこちなく動き始めた。
えーと、これ、大丈夫?
それに観覧車のゴンドラって、こんなに揺れるものだったっけ?
一応ゴンドラは4人乗りだったが、他にお客さんもいないし、協議の結果1人ずつ乗ることにする。
…その方が全体のバランスがいいし、万が一落下事故があった時に被害が少ない。(笑)

みんな順番にゴンドラに乗り込む。僕は2番目である。
乗る。
揺れる。ありえないくらい揺れる。
1番目に乗ったnanaさんを撮るために片方に寄る。

「hideニィ、メッチャ傾いてる!!!」

haru。ちゃんの悲鳴が聞こえた。
僕の重みでありえないくらい傾いていたらしい。(笑)

高所恐怖症のあーさん。とよっちゃんを除いた5人を乗せた観覧車は、8つのゴンドラをぐらぐら揺らしながら
ゆっくりと回り続けるのであった。
…このゴンドラ、制震装置とか、そういう上等なもんはついてないよなぁ。。。



ちなみに僕はこの前々日は1日神戸で人混みにまみれていた。
前夜は3時間しか寝てなかった。
胃の中にはさっき食べた、ひつまぶし(大盛り)がうごめいていた。


…気分悪くなっちゃった。
だって揺れすぎなんやもん。元々乗り物酔いしやすい体質なんやってば。

この後、最後まで体調が悪かったりする。

他にも「F-1(カート)に乗ったチームF-1(カメラ)」とかの写真を撮り、満足した我々は、
次なる目的地大須に向かった。



大須はharu。ちゃん情報によると、大須観音という観音さまがあり、古い商店街とかがあって、
なかなか味のある、絵になる場所らしい。
…場所の選定も、もちろん「遊んでおもしろいかどうか」ではなく、「絵になるかどうか」なのだった。(笑)

大須は確かに絵になる町だった。
まずは観音様にお参りする。境内にはアホほどはとが居る。
おもしろいので餌を持ってハトに埋もれている少年に近寄って、広角でガンガン撮る。
向こうの方ではハト恐怖症のあーさん。が遠慮がちに地べたフォトを撮っていた。
…あーさん。苦手なものが多いのね。。。(笑)

大須の商店街は思っていたより大きくて立派なアーケードだった。
みんなカメラを手にバラバラに歩く。これで迷子がでないのがいっそ立派である。
でもそんなに古い街並みでもないなぁ。

そう思っていたのだが、通りを1本外れると一変した。
木造の古い下町の風情が残る。古びたコインランドリーに目を奪われる。
「恋愛寫眞」を観てからずっとこうだ。(笑)

が、結構僕の体力は限界に来ていた。
さっきの観覧車のせいで鰻が胃の中で渦巻いていたのだ。
で、カフェに入ることにした。

カフェに入ってお茶を飲んでいるうちに、だんだん眠くなってきた。
隣を見ると、あやちゃんの頭もだんだん下がって来ている。
あー、昨日ライブに行ってたらしいしなぁ。うん。おれも寝不足やし…

寝不足…

寝ぶ…



…ぐぅ。

2人並んで突っ伏して寝てしまいました。
起きたら写真撮られてました。(笑)



一眠りして少しすっきりしたところで、この後どうするか相談する。
時は4時前。まだ夕食の時間(6時に予約)まで間がある。
協議した結果、あーさん。情報で面白いという噂の「オアシス21」と、
僕情報のセントラルタワーズの展望台を回ることにする。


「じゃあみんな、壁を登って〜」

店を出て駅に向かう途中に、解体途中の家があった。
剥がされかけの土壁がいい雰囲気である。
「じゃあみんな、その前に1列に並んで〜!」いきなりnanaさんが号令をかけた。
壁の前でいろんなアホポーズを取りながら、集合写真をいっぱい撮る。
「壁に登って〜」「もっと本気に!」「一列に並んで小さく前ならえ」…
横の道を通り過ぎるカップルたちに横目で笑われていたが、全然気にしません。(笑)
みんなもう壊れていたのである。恐らくは、唯一よっちゃんだけを残して。。。(写真の一番左参照。笑)
…つき合せてごめん。m(_ _)m

しかしこの集合写真熱は、駅でもオアシス21でも続くのであった。


地下鉄で栄に戻る。
オアシス21とは、栄にある複合商業施設らしい。
…誰もどんなところか詳しくは知らない。(笑)
栄の駅を降りて矢印の方に進むとだだっ広いところに出た。
青を基調にし、メタリックな素材で建てられた、なかなか近代的なところだ。
と、天井を見上げた誰かが叫んだ。

「上、水が流れてる!!」

見ると天井は透明なガラスかなにかになっていて、その上を水が流れている。
おおっ!!

しかも、
「人が歩いてる!!」
水が流れているところの周辺部はすりガラスになっていて、そこを歩く人の靴の裏が透けて見えた。


…登るしかあるまい。


みんなで小さなエレベーターの前に並ぶ。
他にも並んでいる人もいたし、なにより我々のカメラバッグはでかい。そして重い。
みんなが乗れるか微妙である。

レディーファーストで女の子から先に乗せる。
エレベーターに乗ってブザーが鳴った時、痩せた人の場合はなんでもないと思うが、
僕なんかが乗ってブザーがなったりした日には、知り合いはおろか知らない人にまでくすくす笑われることになる。
明らかに体形に対する不当な差別である。

ということで、最後に乗るのは実は怖かったりする。
その一方では「鳴ったらおいしいのに」と思う自分も明らかに存在するわけで、
そのあたりが大阪に合計4年半住んでいる成果かもしれない。

とにかくこの日はブザーはならず、きつきつになりながら屋根へ上がった。
「hideって、カメラバッグでも1人分取ってるよね」
聞こえてないとでも思ったか、nanaさんがでっかい声で呟いた。


屋根の上は昨日の日記の写真みたいな感じ。
真ん中に水が流れるプールがあり、その周りを歩くことができる。
デート中の恋人たちや家族連れがたくさんいた。
ちょうど、昼から夕方に移る時間帯。
午前中の曇り空はどこかに消えて、柔らかな射光がプールの向こうから降り注いでいた。

期待せずに寄っただけに、思わぬフォトジェニックな場所に写真を撮りまくる7人。
いや、6人。(よっちゃん除く)
もちろん集合写真もバシャバシャ撮る。もう周りの視線なんか全く気にならなかった。(笑)


日もだんだん落ちてきたので、急いで名古屋駅に移動する。
駅ビルにくっついているセントラルタワーズ。地上2〜300m。多分。
その一番上が展望台になっているのである。きっと綺麗なのである。

エレベーターで14階から最上階(30階くらい?)まで一気に上る。
ちょうど日が沈んだ直後で、今から夜へ向かって行く時間帯。
だんだん灯りが灯っていく街を切り撮る。
きっと夜に来たらすごく綺麗に違いない。

彼女と2人で来たい場所やなぁ。

「はぁ?なに言ってんの!?」
「こんなハーレム状態で贅沢やわっ!!」
心の中で呟いたつもりがどうやら声に出ていたらしく、周りの美女たちから怒涛のツッコミを受けた。(爆)

ちなみに、大須のカフェに続いて僕の体調不良の第二のピークがこの頃に来ていた。
ぐったりと椅子に座り込む。
と、僕の正面からあやちゃんが、右斜め前からnanaさんが僕にレンズを向ける。
ええ〜っと…

とりあえず正面に座るあやちゃんのレンズを凝視する。
何を隠そう、写真を撮られるのが苦手なのだ。
撮られるのが苦手な人って、顔を隠したり視線をよそに泳がせたりする人が多いが、
僕は逆に思い切りカメラ目線になってしまうのだった。(笑)

「なんでレンズを凝視してるの?」
「もうちょっと上を見てよ」
「上見すぎ」
「あいちゃんの方を見てて」

2人にダメだしされまくった。(いいの撮れてるかなー。ドキドキ)


個人的には真っ暗になるまで展望台に居たかったのだが、夕食の予約が6時。
みんなの帰る新幹線が8時過ぎなので、泣く泣く展望台を後にした。


駅から歩いて5〜6分の居酒屋に向かう。そこは名古屋の誇る名物・手羽先がおいしいお店らしい。

が、
「おれ、体調悪いわ〜。胃がむかむかする。食べる気せえへん」
僕の体調は最悪に近かった。
「今日こそ割り勘負けかなぁ」
無敗伝説がピンチなのだった。


そう言いながら地図を見ながら線路沿いを歩いていくと…

「なに?あのお店?」
「最後の最後に渋すぎじゃない?」
「あのお店やったら予約なんかしなくてもよかったんちゃう?」

JRの高架下のそのお店を見たとたん、女性陣から僕に矢のような非難が降りかかった。

「しかも、『世界の山ちゃん』ってなに?」
「うわ、鳥に人の顔がついてるよ」
「脚も鳥やで」
「この人恥ずかしくないんかなぁ」

もうボロクソである。
ええい、だーっとれ。大手町とか行ったら高架下にも綺麗なお店はあんねん。
ここは味で勝負やねん!!

お店に入る。
入り口すぐ横の座敷を取っておいてくれた。もちろんちゃんとしたお店である。

とりあえず飲み物と手羽先を3人前注文する。
あんまり食欲はないけど、名古屋まで来たからには食っとかないとなぁ。
まずは乾杯し、手羽先をほうばる。なんか食べ方が箸袋に書いてあるが、僕は無視する。


パクリ。


「うまっ」

みんなから声が上がった。
皮はカリっと揚げられていて、甘辛いタレに、さらにピリっとした辛さがある。
そして噛めば噛むほどに鶏の旨みが出てくる。

これ、食欲を増進する辛さやなぁ。
どんどんみんなの手が伸びる。

「3人前追加!」一瞬で皿は空になった。
他にも山ちゃんサラダ、チーズオムレツ、味噌串カツ、もやし炒め、イカの刺身などをガツガツといただく。

「あれ?hideさん食欲無いとか言うてなかったっけ?」
「ん?ほら、辛いものを食べると食欲が出るやん?」

気がつけばまた、一番たくさん食べていたのだった。。。


ところで最近、一部の人たちの間で「注文する時、語尾にピヨをつける」という罰ゲームが流行している。
が、あれは僕がウーロン部の新年会の時に僕が発案したものなのである。
ということで…

「じゃあ、じゃんけんで負けた人が、次の注文で『ピヨ』を付けよう」

本家「語尾ピヨ」の罰ゲームが始まった。


白熱したじゃんけんが始まる。
よっちゃん、haru。ちゃんが負ける。

が…
「ウーロン茶追加ピヨ」
「はい、ウーロン茶ですねー」

どの店員さんも反応しないのであった。
…名古屋人、ノリ悪いなぁ。。


最後のじゃんけんはあーさん。が負けた。
僕「じゃあ、『もう時間がないので天むすはキャンセルピヨ。お会計お願いしますピヨ』で。(笑)」
あ「えー、そんなに言うの!?」

あーさん。は「今朝家を出る時にはこんな目にあうとは思ってなかった」とかなんとか、ブツブツ言いながらベルを押した。

あ「もう時間がないので天むすはキャンセルピヨ。お会計お願いしますピヨ」
店「あ、ちょっと待ってくださいねー」

最後まで軽く流されたのだった。
…やっぱ名古屋人、ノリ悪い。(爆)

ちなみに「世界の山ちゃん」、1時間半しかいなかったとはいえ、7人中6人が女の子だったとは言え、
お腹いっぱい食べて飲んではしゃいで、1人1750円でした。安っ!!
(どの料理も十分おいしかったしねー)



お店を出て、小雨の降る中を駅まで歩く。
駅のコンコースで、在来線で帰るharu。ちゃんと別れる。
haru。ちゃんとnanaさんのハグをうらやましそうに見つめる僕。(笑)

新幹線は東京組の方が4分だけ早く出るので、ホームで5人を見送る。
出て行く新幹線の窓に5人が見えなくなると、ダッシュで階段を降り上りして、反対側のホームに移動。
すでについていた新幹線の座席に座って1人淋しく帰って来ました。



もともとの発端だったアオちゃん。
二日酔いで遅刻せずに来てくれてありがとう。(笑)
めっちゃ楽しかったよねー。次はどこで遊ぼうか?^^
おれ、金沢に興味ある〜。

アオちゃんのお友達のよっちゃん。
写真を撮るという目的で場所を選んでたのでおもしろくなかったかも、と心配。
しかも集合写真で無理矢理変なポーズ取らせてたし。。。
ごめんねー。こんな壊れた集団ですけどまた遊んでください。

相変わらず語録炸裂だったあやちゃん。
ライブで疲れてるのに遅刻せずに来てくれてありがとう。(笑)
あやちゃんが端からハイテンションやったから、はじめましてな人が多かった今回のオフも盛り上がりました。
今度は大阪ね。

お疲れさまなharu。ちゃん。
事前にいろいろ相談とか愚痴とか聞いてくれてありがとう。
あくびが多くて大丈夫かなーと心配してたんやけど、おれの方が先にダウンしたね。(笑)
また落ち着いたら遊ぼうや。(てか、スキャンもしないとね…)

いつでもどこでも地べたなあーさん。
あーさんと写真撮り歩くのは初めてで楽しかったです。
オアシス21、メッチャよかったねー。情報提供サンクスです!!
写真できたらまた見せてねー。^^

全然久しぶりな気がしなかったnanaさん。
その行動力と爆発力には感心します。今回もnanaさんの馬鹿笑いフォトをたくさん撮れました。(笑)
ホンマ若いよねー。また遊んでください。
てか、海峡連れてけ。^^


今回、誰も地元民がいないところでのオフで、正直不安で不安で仕方なかったんですけど、
みんなのおかげでメッチャ楽しかったです!
またいつか知らない街で現地集合現地解散で遊びましょう♪
今度は泊まりでもええよねー。^^


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