日々あんだら
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名古屋オフのお話は1日お休み。また明日書きます。
今日はバレンタインデー。
もちろん僕には、バレンタインデーに関して甘い思い出はほとんどなく、 どちらかと言うと苦い思い出ばかり。
その中でも極めつけに苦い思い出は、大学2年の冬。そうあれは僕が21歳の頃だった。
だいたい大学というものは、高校のように特にクラスとかがあるわけでもないし、 3年のゼミが始まるまで僕には「友達」と呼べるような女の子も特にいなかった。 もちろん義理チョコすらももらえない日々。
大学1年の冬には実家のオカンと妹とばーちゃんから宅急便で届いた血縁義理チョコしかもらえず、 半泣きになりながら大量のチョコを2日で片付けてにきびがいっぱい出たというオチまでつきました。
そして大学2年の冬、バレンタインが近づいたある日、僕は実家に電話をかけた。
僕「ほら、去年オカンらからチョコ送ってもらったやん?」 オ「うん。今年も送ったげるで」 僕「あれな、うれしいんやけど…」 オ「うん」 僕「あれを部屋で1人で食べてたらものすご哀しくなんねん」 オ「…まぁなぁ」 僕「だから今年は送らんといてくれ」
今にして思えばそんなん気にせずにもらっとけばよかったのだが、まあ僕もまだ若かった。
その頃僕は塾の講師のバイトで中学生に教えていて、 バレンタインデーが近づいたある日、授業の合間の雑談でその話をしてまあ軽くウケを取り、満足していた。
そしてバレンタインデー前日。 その日もそのクラスがある日で、授業が終わって職員室でぼけーっとしていた僕のところに、 女の子の生徒が寄ってきた。
生「せんせー」 僕「ん?」 生「明日ってバレンタインやんかー?」 僕「うん」 生「…だから、これ!」
とその子が差し出してきたのは、明らかにチョコレートが入っているとわかる、かわいい包み。 え?これって…もしかして…
生「ほら、こないだ『家族からの義理チョコももらわれへん』って言うてたやんか?」 僕「ちょっと違うけど…まあ、うん」
この際ちょっとくらい話が捻じ曲がってるのは許す。
生「でな、あの話をご飯の時にしたらお母さんが『かわいそう』言うてな、」
へ…???
生「で、これ、お母さんから!」
オカンからかーーーい!!(T_T)
もちろんありがたくいただきましたけどね。 やっぱり翌日にはなくなってましたけどね。 きちんとホワイトデーにはお返ししましたけどね。
よりによって生徒のお母さんから憐れまれた21歳のhideでした。 21歳の若者にこの出来事は痛かった…
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