日々あんだら
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2005年02月14日(月) 苦い思い出




名古屋オフのお話は1日お休み。また明日書きます。



今日はバレンタインデー。

もちろん僕には、バレンタインデーに関して甘い思い出はほとんどなく、
どちらかと言うと苦い思い出ばかり。


その中でも極めつけに苦い思い出は、大学2年の冬。そうあれは僕が21歳の頃だった。




だいたい大学というものは、高校のように特にクラスとかがあるわけでもないし、
3年のゼミが始まるまで僕には「友達」と呼べるような女の子も特にいなかった。
もちろん義理チョコすらももらえない日々。

大学1年の冬には実家のオカンと妹とばーちゃんから宅急便で届いた血縁義理チョコしかもらえず、
半泣きになりながら大量のチョコを2日で片付けてにきびがいっぱい出たというオチまでつきました。

そして大学2年の冬、バレンタインが近づいたある日、僕は実家に電話をかけた。

僕「ほら、去年オカンらからチョコ送ってもらったやん?」
オ「うん。今年も送ったげるで」
僕「あれな、うれしいんやけど…」
オ「うん」
僕「あれを部屋で1人で食べてたらものすご哀しくなんねん」
オ「…まぁなぁ」
僕「だから今年は送らんといてくれ」

今にして思えばそんなん気にせずにもらっとけばよかったのだが、まあ僕もまだ若かった。


その頃僕は塾の講師のバイトで中学生に教えていて、
バレンタインデーが近づいたある日、授業の合間の雑談でその話をしてまあ軽くウケを取り、満足していた。


そしてバレンタインデー前日。
その日もそのクラスがある日で、授業が終わって職員室でぼけーっとしていた僕のところに、
女の子の生徒が寄ってきた。

生「せんせー」
僕「ん?」
生「明日ってバレンタインやんかー?」
僕「うん」
生「…だから、これ!」

とその子が差し出してきたのは、明らかにチョコレートが入っているとわかる、かわいい包み。
え?これって…もしかして…

生「ほら、こないだ『家族からの義理チョコももらわれへん』って言うてたやんか?」
僕「ちょっと違うけど…まあ、うん」

この際ちょっとくらい話が捻じ曲がってるのは許す。

生「でな、あの話をご飯の時にしたらお母さんが『かわいそう』言うてな、

へ…???

生「で、これ、お母さんから!



オカンからかーーーい!!(T_T)




もちろんありがたくいただきましたけどね。
やっぱり翌日にはなくなってましたけどね。
きちんとホワイトデーにはお返ししましたけどね。



よりによって生徒のお母さんから憐れまれた21歳のhideでした。
21歳の若者にこの出来事は痛かった…


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