甘えた関係

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2001年09月27日(木)
赤い靴

4時終わりくらいに起きたあと、ずっと繋いでいて、7時くらいに切った。
で、も一度眠るコトに。
先週、それで失敗したから携帯のアラームをつけておいた。
先週もアラームをセットしておいたんだけれど。
で。
アラームでは起きれず。
代わりに、着信で起きた。
ワンギリ。
「・・・なに?」
起きたときはもう切れていて、一瞬ワケわかんなかったんだけれど。
昨夜出したメールを思い出した。
《明日、9時30分に起きるコトになると思うの。あ、君、時差って心得てるよね?》
憶えていたんだ。
忙し過ぎてメル読む時間ないかあっても忘れてしまうんだろうなぁ、と思って、アテにしていなかった。
しばらく、着信履歴を見てニヤニヤーと寝転がったまましていました。
怪しいって。
それに、そろそろ履歴消しなさい、あたし。
ワンシーズンくらい、消してない。いや、もっとかも。
45分に起きて、朝風呂へ。
髪を乾かしながら、親パソからネットに繋いで、メッセを少ししていた。
ただいま、あたしは、オンナノコ習慣キャンペーン実地中で、つまり、化粧やら髪セットやらを20分(足りませんか?)かけてやってました。
家を11時30分に出て、キボセンで天むす(1パック4コ入り)を3つ買うコトに成功。
そのままバスに乗って、大学へ。
バス、なかなかこなくって、ちょっと焦った。
法学部棟のほうの門から入ろうとしていたら、ヒロミα嬢たちに遭遇。
ヒロミβ嬢はニコニコーと笑って、
『今来たのー?おーはーよー。』
「うん。病院のほうからまわってきてん。おはよう。」
挨拶したけれど、ヒロミα嬢のほうは相変わらずあたしを避けている。
うーん。
理由はたぶん、β嬢とあたしが仲良くしているのが気に食わないからなんだろうなぁ。
でもだからって、唯一あたしと遭遇してから声発したのが、
『ヒロミちゃーん、行くよー。』
ってのは。
まぁ、講義室への階段前まではその声に従わなかったβ嬢と話せれたけれど。
うーん。
講義室にて、天むすを食べる。
セイリョとヤマダとあたしとで、黙々と。
時々ヤマダがカンケーのないたいしたことないハナシをしていたが、相槌打つ程度でおさまらせた。
『二人とも、なんかあった?機嫌悪くない?』
「あたしはちょっと悪い。」
『僕はそれに気づいて適応している。ヤマダが気にするコトはないよ。』
セイリョ、そう言うとニカッと演技な笑いを披露。
それに、思わず、ウケて笑ってしまいました。
そして、ヤマダ、
『ねぇ、僕のこと好き?』
あぁ、
「好きだよ。」
『好き。』
食べ終えたとこで、あたしの気に入っているカナちゃんのいる席にあたしは移動。
なんかね、ウサギみたいなコでして、あたしのすることやることすべてに反応をしてくれるのです。
おかげさまで、も、愉快犯の血がね、湧くわ沸くわ。
カナちゃんの隣りには一度も話したコトないコが居たので、そこは諦めて、カナちゃんの後ろにはちょい苦手だが話したコトのあるカワカミさんがいたので、そこに置いてあった荷物をどかして、勝手に座る。
戻ってきたカワカミさんに、
『ちょっとー。わたしの席なのにー。そこー。』
正しい。
「でも、もう座っちゃったもん。あたしを抱きかかえてどけてみて。」
あたしの勝ち。
カナちゃんが、
『もう、なんなの、あなたは。やっぱわたしあなたのこと苦手だわ。』
と、ユビをさして言っていた。
その姿に、左隣にすでに座っていたヨシエさん(何気なく仲が良い)とクスクスと笑う。
「あたし、あなたをユビさしたコトなんて一度も無いのに、ひどーい。」
そう言って、宝塚みたく片手の平をカナちゃんのほうにさしだしたら、あまりにも演技くさかったらしく、ヨシエさんが吹き出した。
そこで、センセがきてレジュメを配りはじめた。
『カワカミさん、あのこ(=あたし)を見張っていてね。ヨシエさんも。なんかしようとしていたらとめてよ。』
カナちゃんはそう言って、前を向いた。
講義がはじまって、ノート取りの合間に、カワカミさんがとてもあられもなく出している講義とはカンケーのない【商法】と書いてある教科書を発見。
「これ、なに?商法の教科書?」
4時間目が商法だからソレ用のなのかしら?
『司法試験用の教科書なの。センセがタダでくれたのー。』
「ふぅん。」
パラパラっと開いて見てみたら、結構解かりやすいモノでして、名前と出版社を記憶しておいた。
一番最初に、カワカミさんが眠った。
カナちゃんも眠りはじめた。
だから、ヨシエさんと二人で、ハナシながらノートを取っていた。
家の簡略絵を書くときに、あたしが地面を表している横線をひかなかったから、
『地面ないの?これ。』
「あぁ、ヨシエさん、地面が欲しいの?」
『ちょっとね。』
「じゃ、地面をあげるわ。描いていいのよ。」
モード(≒人格)変えして話すのが、最近(っといっても大学に入ってからだけれど)のお得意一人遊び。
結構あたしは少し疲れて楽しくて、周りから見たら予測不可能な奇怪で少し面白いらしい。
口調と思考と声や表情にしぐさまで変えて切り変えて動くのって、楽しい。
4時間目はあたしは商法は受けなくて墓場越えをしなくちゃいけなくて、他のコたちのほとんどはそのまま同じ教室で商法を受けるので、
「んじゃ、グッバイ。また今度ね。」
挨拶。
カナちゃんとは、木曜日の3時間目くらいしか一緒にいない(他の講義でも同じのを受けていたりするが、あたしがこの時間のときにしか近づかないようにしてあげている。あんまちょっかいかけて嫌われたくないし、暗黙だけれどある程度日にちをしっかり決めてあげるのってマナーだと思う。予測不可能な負って怖いでしょう?いや、負と思われているかどうかはワカラナイけれど。でも、たぶん正と思われていると思う。そうしているから。)。
早めに3時間目が終わったからラッキーとばかりにゆっくり墓場を眺めながらわたったら、4時間目の部屋の席が結構埋まってしまっていた。
前から2番目のセンタに座った。
背後からは、トモトシさんの声。うだるなぁ。
プリント配られてその説明やコバナシをセンセがずーっとしていたんだけれど、あたしは出席届を書き終えたアトはずーっと眠ったり絵を描いたりしていた。
わるいね、センセ。
でも、センセのカンケーのないいつもの聞いてて楽しいコバナシは聞いていたよ。
そのなかのヒトツメ。
飛行機の燃料がさっぱり売れないそうです。
理由は、米テロによって、民間機がアメリカで飛ばなくなったから。
車の燃料の量と飛行機の燃料の量はとてもとても離れているので、今、燃料がすごく低価格だそうです。
よって、サウジアラビアが怒っているとか。
だから、最初はタリバーン派だったのに反タリバーン派になったんだってさ。
マルクスこそ最高の預言者だったんじゃないかなぁ。
っていっても、
「右に行けば花があるよ」
っていう部類の預言者。
だって、そうマルクスが言う。
そのなかのフタツメ。
英国やら米国やらでは、相変わらず庭園が流行ってそうです。
相変わらずといってもやっぱ「今流行の庭園」とかあるらしく、そのなかでフツフツと沸いているのが、ジャパニーズガーデン。
向こうではししおどしがプラスチックで電子音らしーけれど、やっぱ凝ってくるとそれなりに本物志向になってくるらしい。
で、ジャバニーズガーデンって日本人しか出来ないのよね。
正しく言うと、造園業者込みで凝りたい、
「ジャパニーズガーデンはジャパニーズにやらせなきゃぁ。」
な本物志向な人たちで、そういう人たちってやっぱそれなりに裕福だから、数なくてもイケる。
但し、軌道にのせるには、グッズショップ(きちんとした(変な表現)ししおどしとか。)も一緒に経営しなきゃ場所が外国なだけにやってけれないみたい。
で、あとは簡単な造園の仕方と石とかの配置の仕方と薀蓄ハナシと、それくらいを自分のものにして、石屋さんと仲良くなれば、旅立ってやってけれるらしい。
石屋さんって、墓石作っているだけじゃぁ儲けれないから、灯篭とか依頼すると喜ぶらしいのよね。
で、個人用としてじゃなくて仕事用として契約をお願いすると、もっと喜ぶらしい。
お城は東岡崎にある岡崎市、城下町で石屋が多いから、そこがセンセのオススメだとか。
確かに、東岡崎ってあたしのもいっこの領地なのだが、石屋が多い。
友達にも一人、石屋を経営しているオッサンがいるし。
4時間目が終わったら、本屋に寄って、労働法の教科書の値段を見に行きました。
ら、高い。
2800円。
前期用の教科書は500円だったくせに、ナニコレ。
欲しいけれど買いたくないけれど、今年度からの教科書だから先輩とかはアテにならないし。
サイアク。サイテー。
私立の教授のうえ弁護士(よく自分の手がけた裁判の自慢?をする)のくせに儲けるな、バカ。
講義は面白いから、捨てたくないし。
仕方ない。パトロンさんにお願いしよう。
大学前のバス停が、なんだかすごーく並んでいた。
いつもは5人いるかいないかなのに、カルク10人超えてた。
乗って帰宅。
いったん家に戻ったアト、もっかい出て、古本屋へ。
「ドグラ・マグラ」の下を買う。
まだ上も途中までしか読んでいないけれど、ハマってしまった。
さすが、読んだアトはなにかしら気に影響が出るというイワクの本。
もっと早くに読めば良かった。
けれど、今だからこんな面白くハマれるのかも?
いえ、もう少し前のあたしでも充分堪能できてヒタヒタとハマれたと思う。
だからこそ、口惜しい。
表紙の絵がかなりきわどくて、持って店内を歩いていると、時々ギョッとしたカオで見られる。
のが、楽しかったから、ワザと表紙が見えるようにして歩いていた。
今度こそ帰宅して、自室で寝転がっていたら、地震。
震度そんなない。2あったらスゴイて程度。
だけれど、一瞬で反応して立ちあがってドア開けて比較的家のなかでは広い居間まで飛び出したあたしって、すごい。
ただ、
『なにしてんの?』
と、地震に気づかなかったハハに言われたりしたけれど。
19時くらいにセイリョが迎えにきたので、また家を出て、行く。
宴会っていうより、呑み会っていうより、呑む会、をする。
円陣組んで座るってのでもなし、会話などのコミュニケーションするってのでもなし、ただ、したいよーにするだけ。
たまたま同じ場所でそれをするだけ。
規制は、「嫌がるコトはしない」。
あとは、いっさいなし。
ワンシーズンに2・3回、集まってやれれば上等。
もちろん、人数はカンケーないから、2・3人でもやるんだけれど。
それが、呑む会。
「名前は記号」って言う人いるけれど、でも、意味はあると思う、あたしは。
別に呑まなくてもいいんだけれどね。
10人くらいきてた。
ヨースケさんにセイリョにあたしに、ヤナハラくんにタクにぃに、あとは、うん、たくさん。
いち、にー、さん、しー、ごー、たくさん。って、コドモですか、あたしは。まぁいいや。
半年ぶりにリツが来ていて、相変わらずよくワカンナイとこで呑んでいた。
今回は、台所の床。
あたしはリツの隣りの冷蔵庫にもたれて座った。
背中に稼動音が響いた。
「響いてる?」
って聞いたら、
『響いてる。』
半年ぶりの会話がソレですか、あたしたち。
『あ。ひさしぶり。生きてるッポイね。』
時々、ポツポツと会話しながら、冷蔵庫からなんか出したりして、食べたり呑んだりしていた。
「もっと会いたいときとかあるのに、リツとは連絡とれないもん。」
会うと毎回言ってしまうワガママを、今回も言ってしまう。
『ムリ言わんといて。』
そのとウりです。
静かに時間が流れていって、あたしはそれに浸るのを相変わらず好んだ。
『変わらないね。』
そうですね。
あたしとリツの装飾は変わっていくけれど、基盤は変わらない。
「別人になっていなくて、よかった。」
時々、泣いたり、笑ったり、叩いたりしながら、いつのまにか眠ってしまっていた。
誰かが毛布をかけておいてくれた。
いつもだったら、「誰か=ヨースケさんかセイリョ」なのだけれど、ココにいるときはこの「誰か」は誰にでもありえることだから、判らない。
こういう判らないのって、いい。
ココが無くならなければいい。誰にもあげない。
恋人に秘密は持っちゃいけないって言う人がいるけれど、これは秘密なんだろうか。
不可侵だから混ざってきて欲しくないから言わないってのが、秘密?
よくワカラナイけれど、とりあえず、28日の一時間目講義には出れないってのが、わかった。
大学からも自宅からも、遠いよ、今回のココ。

□ごはん
朝:無し
昼:キボセンの天むす(4コ)
夕:風来坊の手羽先・焼き茄子・里芋の煮っころがし・トマト・キュウリのお味噌つけたやつ・お酒各種
おやつ:グッピーラムネ(1連)

■音楽・本・映画
・6人の超音波科学者(森博嗣)4回目の読み返し中。
講義中のヒマなときとかに読んでいた。
「ドグラ・マグラ 上」を持ってきていると思っていたら、なくて、驚いた。
ていうか、カバンのなかに財布と化粧品と筆箱と携帯とその本しかなかった。
ルーズリーフを2枚もらって、一日凌ぎました。
っていっても、その2枚はお絵描きして使ったのだけれど。

□明日の予定
・労働法の教科書を買うべし。
高いけれど、月曜日に講義だから、無いと不便だ。
とりあえずカードで残金マイナスになるけれど支払っておいて、あとでお金を振り込んでもらおう。
・マルベリホテルで昼食をする。
先週、ヨースケさんの患者の様態が悪くなって出来なかったから、今週こそ食べたいなぁ。
と、本人に読まれているのを知りつつ言ってみる。

■メル
・PC:送?・受?
パソコン、27日は起きてからは触っていないから。
ワカラナイ。

・携帯:送4・受3
こんなもんです。たいてい。

□会話
・カナメくん『僕、老けてるかなぁ?』
3時間目の講義中、いきなしメルが携帯にきた。
《ちょっと話せれる?》
《うん。》
小走りでそっとセンセの目見ないで部屋の外に出た。
直後に、かかってきて、5分くらい話した。
「いつから、君、こんな楽しいコトをできるようになったの?」
第一声に、思わずそう微笑み含んで言ってしまいましたよ。
答え待たずに、
「携帯CMで、今、豊川エツシが出ているヤツがあるでしょう?」
「それをなんか思い出した。」
言ったら、冒頭の『老けてる?』発言。
思わず声出して笑っちゃいました。
反響しそうだから、せっかく、ひそめていたのに。
「いいえ。若造よ。」
って答えてました。
そのアト、
「だから、結婚にはまだ早いわ。」
『しないよ。』
「でも会うくせに。いいけれど。仕方ないし。いいもん。」
なんて、今度またカナメくんがするお見合いのハナシを持ち出してグズグズ。
(電話出たときの気持ち思い出して再生するための間)
「今ヒマなの?」
『いや、もー、すぐに会議だよ。』
「英語で?」
『日本語でしたらどうなるかなぁ。』
(思案のための間)
「カナメくんを操っていい?」
『え?』
「クインイングリッシュで会議して。キャンじゃなくてカン。」
『あ、はい。クインイングリッシュ、好きなの。』
「好き。」
「会議は?」
『あ、もう行かなきゃ。また。』
ツー・ツー・ツー
家電だったら、こっちも切らなきゃずっとツー・ツー・ツーってなっているのになぁ、って思った。
忘れないように自分で読んで思い出して気分良くなるための、アップ。
デメリットは、他人も読んでしまうコト。

■睡眠時間
・不明。
いつ眠ったのかもワカラナイんだもん。
起きたのは、28日の朝、8時だった。

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