甘えた関係

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2001年09月26日(水)
泣きたいときに泣けばいいって言葉、知ってはいるけれど。

一時間目の憲法の時間中、センセの目の前一列目なのに、20分くらいウツラウツラと眠っていた。
一応、時間決めて眠っていたんだけれど、センセから見たらそんなん解からんだろーなぁ。
だって、ずっと眠いまんまで受けているよりか少し眠ってスッキリさせたほうが、イイし。
2時間目のために法学部棟からセンタのほうへ歩いていったら、途中の一本しかない砂利道めいいっぱいに、巨大なトラックが駐車されていて、移動時間中だからか、10人くらいこちら側にウロウロとしていた。
トラックのあちら側には、5・6人くらい。
『遅刻するて。運転手どこ消えたんだ。』
『テロだ。』
だの、話し声が聞こえてきた。
ホントめいいっぱいで全く通り抜け出来ない状況で、固まっていたら、誰かが寺から鎌を借りてきたらしい。
誰だ。
道のすぐ傍の雑木林(?)の小枝を、
『あぶないぞー。道作ってるぞー。ケガするぞー。』
と、言いながら、枝を切り落として道を開いてた。
綺麗な思考だな、と思った。
結局、その出来たてのあたしでさえ腰を屈めないと歩けない道を通り抜けるコトに。
しかも、道が当然だけれどガタガタで舗装なんてされていなく、最後の1M弱くらいなんて、坂道がひどくなっていて、躓いたらオワリってかんじで、躓いた。
こけるかと、通り抜け待ちをする人の前でこけるかと、おもった。
寸でのところで踏みとどまったけれど、
「わ。わわわ。」
と、早足で加速して歩いてしまったので、つまづいたことにたぶん気づかれていた。
突如、
《眠たいのにベッドの上に大蛇がいました。どうする?》
ていう中学生の頃に聞いた問題を思い出した。
《退治する》って選択をして、その場にこだわる人がホトンドだったけれど、《他で眠る》っていう選択、つまり、場所ではなくて行動そのものにこだわるっていう人がいた。
綺麗な思考だ。
なんでそんなコトを思い出したんだろう?
そう思った、直後、その人のことを思い出した。
もういないんだ。
とても、同じ問題を出したくなった。
そして、もう一度答えて欲しいな、と思った。
もういないんだ。
その問題とその人との間が、不連続になってしまっていて、時間を感じた。
ひどいと思った。
もういないんだ。
少し泣けそうになって、センタまでの道が長くて良かった。
外書の予習はしていかなかったので、席についてからずっと辞書で調べ訳していたのだけれど、結局あたらなかった。
次週、一番最初にあたしが当たるッポイが。
テロに対するブッシュの演説全文の訳が、全員に宿題として出された。
むっちゃくちゃ長いんですけれど、字が小さいのに。
昼食を買って、そのまま本屋に行ってみた。
創刊の『インサイド・ヒューマン・ボディ 週刊』を買うためだったんだけれど、えーと、なんかしょぼかった。
さすが290円、みたいな。
すぐ傍に『ニュートン』(2400円)があったせいかもしれない。
でも高いからなぁ、無職だし、ていうか、お金今日は持ちあわせないし。
ウロウロとしばし迷ったアト、何も買わないで、教室に入る。
モモちゃんが、
『これ、うちんちの会社に送られてきた賄賂ー。ひとり1つかみまでね。』
と、30個入りの栗きんとんの箱をカバンからごそっと出してきた。
3個いただいた。
いや、あたしは手が大きいので、ホンキ出せば6個は堅かったのだが、背後に座っている人が、
『あ、栗きんとんだー。モモちゃんー、ちょーだーーーい。』
と、騒いでいたので、ここは自分の19歳という年齢を思い出して手加減を。
年齢を思い出すのってつまんないし制限されているみたいに思えてしまうけれど、それはきっと、中身がまだついていっていないせいなのだろうなぁ。
だからこそ、そーいうふうに利用できるんだけれど。
その時間は、テストの答え合わせだったから、ずーっと眠っていた。
だって、もう試験範囲にはならないしパンキョだしモトモト興味はないやつだし。
15:30くらいに帰宅。
夕食の準備を終えてから、もっかい出た。
散歩癖ついたのかなぁ。
《今ヒマ?》
と、出るときにセイリョから携帯メルがきてて、
《今からお散歩にでも行こうかと。一緒する?》
一緒に行くコトに。
閉店前の服屋や、古本屋で立ち読みしたりして、合計90分近い散歩。
あんま会話とかしないで一緒歩くだけだったのだけれど、やっぱセイリョが相手だと気楽だ。
「大蛇の問題、憶えてる?」
『あぁ、場所か行動かってやつでしょ。優先条件。』
「そ。ひさしぶりに思い出した。」
『そう。』
これでだいたいが伝わる。
共有している出来事や感情が多いのは、成果だと思う。
泣けない代わりに判読した代わりに、関係ないハナシを暗号みたいにしていた。
似ているから、シグナルで伝わる。
アクション起こせないときはそれがすごく便利で、優しい。
泣きたいときに泣けるときって、あたしにはもう、稀有だ。
「ありがとう。」
寒くなってきたから、送ってもらって、夕食を作り終えて、食べた。
それから眠ったり起きたりをしばらく繰り返して、0時終わりくらいに、起きた。
なんだかすごく今日は疲れた。
自分がひどく残酷に思える。
もちろん、残酷じゃない自分なんていないんだけれど。

>>>センタと法学部棟
この間に、墓場とお寺がある。
センタは他の学部用の教室や図書館があって学食もある、所謂、メインな場所。
ガレリア、と呼ばれる吹き抜けには巨大なテレビ画面が置いてある。
今日は、それに永遠にモー娘。のプロモが流れていた。
ナゼだろう。
週に1・2回くらいの割合で、そこでお昼にバンドが演奏していたりもする。
法学部棟はその名の通り法学部用の施設ばっかりがあるところ。
例外として体育用の運動場などがあって、一年生の頃は学部変わらず墓場−法学部棟の間を闊歩するのだが、2年になってからは他学部には一切関係のない場所となる。
法学用の図書館やパソ部屋、講義を行う教室、生協、教授さんや院生の部屋などがあって、比較的新しい施設の貯めに綺麗。
たぶん、建て増しでセンタと続いている土地が買えなかった(アタリマエだ。墓場なのだから。買えて建てられたらそれこそイヤだ)から、こんな立地になっているのだろう。
墓場の入り口と出口には学園長の胸像があり、墓場の途中には四方に赤い前掛けをかけた地蔵のある謎ポイントがある。
まぁ、ココまで書いておいてなんだが、百聞は一見なので、今度、墓場の地図または写真でもアップしてみようか。

>>>あたし『えっ、初犯!?嘘!』(01.09.24)
『「ざまみろ」なんてひどい。』と、言われました。
が、悪いコトをしていたのは確かでしかもそれは確信犯だったんですよ?
それなりのデメリットを負うメリットを堪能していたんですから、続けるにはミスを犯さないようにするべき。
ミスってバレてしかも捕まりなんてしたならバカです。
本気でいう「バカ」とは、可哀相とかそういう感情を与える価値も無い者に吐くものです。
こーいうのには拘りが無いあたしは、そう思うのです。
よって、「ざまみろ」が適当。


□ごはん
朝:コーンスープ・鬼まんじゅう1つ
昼:チーズプチパン・ドーナツ・グレープフルーツジュース
夕:ビーフシチュー・ほうれん草とニンニクの炒めたもの・大学芋・ほうれん草のサラダ
おやつ:栗きんとん(2つ)

■音楽・本・映画
・ドグラ・マグラ(夢野久作)の上巻を104ページまで。
・6人の超音波科学者(森博嗣)3回目の読み返し中。

・シックスセンスモンジャリッチャー(?)のキスミー
・RIP SLYMEの・・・曲名は忘れた
いずれも常時流れっぱなラジオ(ZIPFM)で。
意識して聞いただけだけれど、好きかも。

□明日の予定
・てんむすを明日こそキボセンで仕入れるべし。
信頼を取り戻そう。

■メル
・PC:送1・受1
10行くらいかそこらのメルが、カナメくんから。
10月くらいまでそっちで仕事をするコトになるポイ雰囲気らしい。
転勤断ったら出張って、えーと、断ってもいい転勤だったのかなぁ。
上司から見合いのハナシを持ってこられそうな雰囲気だそうな。
26歳って、そんな年齢なの?
まぁ、出世するには所帯持ちのほうがいいらしいとは聞くけれど。
どーでもいいことかもしれないけれど、受信がカナメくんからで送信はカナメくんへで、なんか綺麗な矢印っぽくて、フォルダ見てるとちょっといい気分。

・携帯:送5・受5
メル打てるよーな講義なんて今日は特にない。

□会話
・ノブコさん『・・・いい。』
お昼を講義室でクロカワと食べていた、ら、じっと見つめてくる視線を感じたので見上げた、ら、目があった。
「一緒する?」
って、立ちあがって傍まで行って聞いたら、そう答えられた。
のくせに、またじーーと見てきますし。
好きでそれだけじゃ足りなくて欲しいなら、声かけなくちゃ何も始まらないのに。
変なの。
シンデレラとかそーいう症候群のひとつなんだろうか、こういう傾向って。

■睡眠時間
・6時間くらい。
今からまた眠るけれど。

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