2025年02月14日(金) |
貧乏人はパンを食え! |
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米の高騰が続いている。農林水産省は備蓄米を放出することを発表したが、たかだか21万トン程度放出するだけで価格が下がるわけがないとオレは思っている。日本で年間に消費される米は年間で約700万トンである。ところが2023年度の収穫量は661万トンしかなかったわけで、40万トン足りなかったのである。
政府は昨年の米不足の時に「新米が出回れば米不足は解消する」と宣伝していたが、米農家の減少で年々生産量が減少しているのに、どうしてそんな楽観的なことが言えるのだろうか。日本で米の生産量が減少したのは世界にも稀な愚策である「減反政策」のせいである。今でも米以外の作物に変えれば補助金が出るという転作奨励金が支払われているわけで米の生産量を減らそうとする間違った政策を継続しているのが日本政府なのだ。そんなクソみたいな連中のせいで米価が高騰してるのである。
2024年度は米は豊作だった。収量は681万トンと概算されているが、それでも700万トンという需要と比較すれば足りていないのである。新米が出回ってからも米不足の状況はずっと続くのである。もしも米の収穫量が700万トンを超えていれば米価格は大きく下がるわけだが、需要を満たしていない以上下がるわけがないのである。2024年の40万トンの不足は、2025年は60万トンの不足となるわけで、これが積み重なっていく以上米価格が高騰するのを止められないのが市場経済である。安い米を大量に市場に放出する以外に価格を下げることは出来ないのだ。
米が余ってるからといって、どうして政府は米の生産をどんどん減らしたのだろうか。たとえばインドは中国に次いで米の生産が多く、年間に1億4000万トン程度の収穫量があってそれが需要よりも大きい。インドはその余った米を輸出用に回している。日本政府も余った米を海外輸出に回すとか、生活保護世帯に現物支給として配るとかすればよかったのである。ところが生産量を減らすという間違った政策を導入した結果、食糧受給率は38%となってしまった。戦争が起きて海外からの食糧輸入が止まれば日本人は餓死することになるのだ。自民党政権という金権腐敗のクソ世襲政治家どもに馬鹿国民が投票し続けた結果、こんな悲惨なことになっているのである。政治家も愚かだが、そんな愚かな連中に投票する国民はもっと馬鹿だ。兵庫県なんて犬猫野菜レベルの馬鹿が110万人もいるもはや馬鹿天国だ。日本はこうして滅びていくのである。オレのようなまともな賢さのある人間はこれからどんどん迫害されていくのである。なぜかというと、馬鹿の敵は「まともな賢い人たち」だからである。
需給バランスが完全に崩れてしまった以上、二度と米価は下がらないような気もする。大量に外国産米を輸入でもしない限り今の高値は解消しないだろう。もっともおいしいお米は価値があるわけで、これまでが不当なまでの廉価販売だったのかも知れないのである。おかわりし放題とか、ありえないほどの天国だったわけである。
米価の高騰で一番儲かってるのは誰か。それは実は闇の流通業者などではなくJAであるとオレは睨んでいる。JAが日本に於ける最大の米業者なのだ。JAが農家から安く買い上げた米を高く卸しているから米価が高値で推移しているのである。もちろんJAも本質的にはゼニを儲けることが目的の組織なので仕方がない。しかしその幹部がとてつもない報酬を手にしてるとしたら問題である。
ただ、農水省からおそらくJAに大量に天下りしているはずだからこいつらは利益共同体に違いない。国民の苦しみの背後にこんな悪巧みが隠されているのである。オレは米騒動が起きてもいいと思ってる。貧乏人はパンを食え。そして米を余らせろ。高すぎる米なんか買うな。それがささやかな抵抗である。米が売れないとなったらたちまち価格は崩壊するだろう。
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