2025年01月16日(木) |
分断と対立を超えて・・・ |
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老人の医療費負担を増やせとか、生活保護費は高すぎるとか、弱者への批判がさも国民の総意であるかのように主語を大きくして語られる。仮に老人に対する薬漬けの過剰投薬や診療があれば問題だし、生活保護費の不正受給をしている北九州のヤクザなんかはきちんと摘発しないといけない。ただ、そのような言説を振りまいてる垢(いわゆるネトウヨ垢)の多くはDappiの残党みたいな宣伝部隊だし、それ以外は騙された一部の馬鹿どもである。そして彼らが狙ってるのは社会の分断である。
ドイツの民衆に「ユダヤ人は敵」という価値観を植え付けてナチスが政権を取ったことと同じことをやろうとしてるのが維新の会であり、石丸伸二であり。タマキンである。そうした連中のデマや間違った言説に多くの人が簡単に騙されることは都知事選挙や兵庫県知事選挙で証明されてしまった。有権者は想像以上に馬鹿である。オレは兵庫県知事選挙で「立花さんを信用して投票しました」と語る哀れな老婆の映像を見て「社会の底が抜けた」ことを確信した。振り込み詐欺や投資詐欺にいとも簡単に騙されるのは、それだけ馬鹿が増えているということなのだ。社会の平均レベルは驚くほど下がってるのである。
今の若者が貧しいのはそれより上の世代のせいではない。政治が貧困だからである。大企業や金持ちの方ばかり向いていて、若者の手取り収入を増やすという努力をしてくれなかったからである。少子高齢化を作り出したのはまぎれもなく自民党政治なのだ。竹中平蔵みたいなクソ野郎が儲かる派遣社会を作らせたことが諸悪の根源なのである。
第三次ベビーブームが起きなかったのは、その世代が就職氷河期と重なったからである。正社員になって安定した生活を築けなかった人は結婚するチャンスを奪われた。もちろん昭和の時代には「貧しくても愛があれば」という形で結婚生活をスタートする人も多かっただろう。しかし現代では貧富の格差による結婚・非婚の差がはっきりと生まれているのである。年収1000万円以上の男性の既婚率は高いが、年収300万円クラス以下になると激減する。そのような状況が生まれたのは政治の責任である。非正規雇用がどんどん増えていくような状況を生み出したのは小泉純一郎・竹中平蔵の仕掛けた「規制緩和」以後の社会のである。だから今「少子高齢化」がどんどん加速しているのだ。
高齢者は若者の敵ではないのだ。高齢者も若者もどちらも自民党の間違った経済政策の犠牲者である。だからこそ連帯して、悪政を打倒しないといけないのである。金持ちだけが幸せになる今の経済システムをぶっ壊さないといけないのである。
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