2024年12月16日(月) |
若者こそNISAをやれ! |
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今年分のNISA枠をオレはほぼ使い切ったので、来年どうしようかと思ってるのだが、東証プライムには配当利回り5%を超える企業がたくさんある。こういう株を買って、そのまま放置すれば死ぬまで配当を受け取れるわけだ。オレのような老人は「死ぬまで」といってもたかだか十数年なんだが、20歳の若者が死ぬまで受け取るとなるとどれだけ価値があるかを考えるべきである。
たとえば配当利回り5%の株を100万円分持っているとする。毎年5万円の配当金が入って来るわけで、しかも非課税である。これが永久に続くのだ。80歳まで生きれば60年間、毎年5万円を受け取るのである。合計300万円である。しかも株価が変わらなかったらその元金はそのままだから、300+100=400万円 となるわけだ。4倍である。60年間のインフレ率はさすがに400%ということはないだろう。そう考えるとNISAはかなり確実な資産運用の方法ということになる。
この「永久に非課税」というヤバい仕組みを利用して資産を作るのはやはり富裕層だとオレは思っている。富裕層なら子どもの名義までフル活用して、たとえば5人家族なら5×1200万円分、6000万円の最大非課税枠を使い、配当利回りが5%なら年間300万円の非課税の小遣い枠をゲットできるのである。
もちろん元手になるゼニがなかったら投資も出来ない。しかし、5%よりも低金利で元手を手に入れることができるならその差額分は儲けになるわけである。そうなると奨学金という名の学生ローンなんかを本来の目的ではなくて投資に活用するという卑怯な作戦も考えられる。フラット35などの住宅ローンの申し込みが不正になされていて一括返済を求められるという事例も起きているが、今のような低金利時代、ゼニを貸したい連中はたくさんいるのである。
この夢のような投資計画だが、株の暴落が起きれば一気に破綻するスキームである。もしも南海トラフ地震や首都圏直下型地震、富士山大噴火、台中戦争などの事態になれば東証は暴落するだろうし。企業の業績が悪化すれば高配当も保証できなくなるだろう。そもそも60年間も安定している企業などあるのだろうか。もしかしたらトヨタ自動車でさえもつぶれてるかも知れないのである。
そういうわけでオレの最初の主張とは真逆になってしまうのだが、今のような不確実性の時代にいったいどういうスタンスで投資をやればいいのだろうか。先日テレビに88歳の資産20億円の投資家が出ていた。なんでそんなに無駄なゼニを持ってるんだ。さっさと使ってからくたばれよと思ったのである.あの世までゼニは持っていけない。
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