2024年12月13日(金) |
北陸新幹線はリニアよりも無駄 |
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敦賀まで完成した北陸新幹線を、さらに延長して小浜から京都、そして大阪までつなぐ北陸新幹線の計画は本当に無駄である。その建設費は5兆円を超えるという。そして京都盆地の地下に巨大なトンネルを通すことで豊かな地下水が涸れてしまい、京都の食文化が破壊される。工事によって京都北山の環境破壊も進み、大量のトンネル残土の捨て場も必要になる。そもそもそのルートに旅客需要が存在するのだろうか。これほど無駄なことはないとオレは思うのだ。
どうしても敦賀よりも先を延伸したいのなら米原まででいい。あるいはミニ新幹線方式で湖西線を活用して走らせればいい。湖西線は建設時に将来の北陸新幹線を想定して作られているわけで、それで京都駅に乗り入れればいいだけである。山形新幹線と同じことを湖西線でやればいいだけなのにどうしてしないのだろうか。
関西人にとって北陸新幹線は全く必要なかった。これまでサンダーバードで富山まで直通していたのが乗り換えが必要となって却って不便になったのである。さらにサンダーバードは短縮されて敦賀までとなった。敦賀なんか大阪から新快速でも行けるのである。ケチな関西人の多くは新快速で敦賀まで行ってそこから新幹線を利用するということになった。だったらサンダーバードで一気に富山まで行けたときの方がはるかに便利で快適だっただろう。
新幹線をどうしても延長したいという人たちの要望に無理矢理に応える最良の策が敦賀から米原までの建設であり、京都までの乗り入れをどうしても必要と考える人のために出すプランが湖西線のミニ新幹線化である。それ以外の小浜ルートにこだわる理由はすべて「政治的思惑」だとオレは思っている。
敦賀から小浜というと、その近辺にあるのはたくさんの原発である。そのあたりの地方自治体に原発を押しつけた連中が、「新幹線を通してあげます」なんかの約束を取り付けてるんじゃないのか。そんなくだらないことにゼニを使って、その借金はそのまま地方自治体の未来の負債となるのである。そんなに小浜ルートにこだわるのなら、小浜市の住民に5兆円払わせたらいいのである。
常識的に考えて合理的ではないものにゼニを使うこと、それを国民はしっかりと拒否しないと行けない。それは中央リニア新幹線も同じである。あんな危険なものになんで乗れるのか。もしも大地震で中央構造線の断層が動いたら乗客全員即死という恐ろしい乗り物にオレは乗りたくないのである。
リニアはいらないし、北陸新幹線はもっといらない。地下水に影響が出るかどうか工事をしながらチェックするという方針は、もしも問題があっても工事を中止できない以上なんの意味もないのである。京都市民はこぞってその計画に反対しないといけない。新幹線の建設費用を背負わされるのは京都府民、市民でもあるからだ。
京都府知事選挙は北陸新幹線の建設を争点にするべきである。京都の水を守る、京都に負担をさせないという主張で新幹線反対派の知事が誕生すれば即座に新幹線計画は変更させ、米原または湖西ルートにさせればいいのである。
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