2024年11月07日(木) |
日産というダメ企業の末路 |
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オレはかつて日産自動車のクルマに乗っていた。初代パルサーEXA、そして二代目の日産EXAである。オレの兄は「鉄仮面」と呼ばれたスカイラインRSやフェアレディZを乗り継いでいた。日産一家だったわけである。しかし、今の我が家には日産車は一台もない。メーカーが不人気になるというのはそういうことである。
日産が没落したのは、人気のあるクルマ、選ばれるクルマを出せなかったのが理由であり、それは従業員のせいではなくてトップがクソだからである。自分の報酬を増やすことしか考えてなかったカルロス・ゴーンのようなオッサンがいたり、下請けに対して値切り倒して儲けをすべて自分たちに付け替えたりしたクソ企業が崩壊するのは自然なことだとオレは思っている。
オレが日産車をやめたのは些細なことが原因である。窓を閉めるときにパワーウインドウが窓枠のボディ側のゴムの部分に何故か引っかかってゴムが裂けたことがあった。それでディーラーに修理を持ち込んだのだが、修理完了して戻ってきたクルマはオレの目の前で同じ部分が裂けた。ディーラーは裂けたゴムを交換したが、なんでそんなことになったのかという修理はしなかったのである。後日戻ってきたクルマはウインドウの角度がいじられたのか、作動させる度にガタガタ音が鳴る状態になっていた。そしてまたゴムは裂けた。オレはもう面倒になって、そこに黒いビニールテープを貼り付けて補修してそのまま21万キロ走って廃車にするまで乗っていた。この程度のことがきちんと修理できないようなメーカーもクルマもクソだと思っただけのことである。
その後、一度だけレンタカーで日産ノートというクルマを運転したことがある。そのガソリンエンジンは燃費も悪くパワーもなく、同じ小型車のマツダ・デミオとは比較にならないほどクソだった。世間にはこんなのを買う馬鹿がいるのかとあきれたほどである。オレは生涯日産車だけは買うまいと心に決めた。
クルマが悪いと売れないというのは自明の理であり、それはある意味企業トップの責任である。日産自動車のことし4月から9月までの中間決算は、主力のアメリカ市場での販売不振などから営業利益、最終的な利益ともに90%を超える大幅な減益となったという。
普通ならそんな無能な結果を出した幹部は全員クビなんだが、日産はなんと経営の立て直しに向けて、世界で生産能力を20%削減し、9000人の人員削減を行う方針を明らかにしたのである。何も悪くない従業員がリストラされてしまうのだ。本当にひどい会社である。従業員はがんばってるのに上がダメなのである。それなのにどうして従業員が責任を取らされるのか。
日産はその昔、カルロス・ゴーンという守銭奴が下請けの利益を強引に自分たちに付け替えるという卑怯な方法で経営を建て直した。その後も長年下請けいじめを繰り返してきたことは明らかになっている。まともな社員は早く見切った方がいい。他の会社がきっとあなたの価値を正当に評価してくれるはずだ。
トヨタと並ぶ二大メーカーだった日産が没落し、今まさに瀬戸際に立たされているのはなぜか。無能な人間をトップにするとこのような悲劇が起きるのである。
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