2024年11月06日(水) |
トランプは何がしたいのか? |
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米大統領選挙はトランプが勝った。
オレはこの事実を眺めながら、手持ちの株が値上がりしたことを少し喜びつつ、その一方でこのような独善的な考え方の人間がアメリカ大統領であることに不安を覚えるのである。かつて安倍晋三というペテン師が長く総理大臣を務めていた頃も、「株が値上がりして恩恵を被ってるのに批判するのは恩知らずだ」と言われたことがあった。それはそれ、これはこれなんだが、そういうことを凡人に理解してもらうのは困難だ。
さて、トランプはいったい何をしたのだろうか。オレはそれを考えてしまうのである。彼は富裕層の代表者である。だからきっと富裕層がもっとリッチになれるように、金持ちへの減税、大企業優遇という政策をとるのだろう。そして彼からは見えない部分、いわゆる貧困層に対して、なんの支援もせずに見捨てるのだろう。彼の持つ強烈なマイノリティへの差別意識、自分を特権階級であると思っている自意識の部分は隠し通すことはできない。彼は選挙の相手だったハリスさんも人種的に見下していたことは間違いない。そんなトランプに多くの黒人が投票したこともまた解せないのだが、結果として多くの黒人男性はハリスではなくトランプに投票したのである。
物価を下げるためにはどうすればいいのか。今やアメリカはまともな製造業のほぼ存在しない国である。必要な工業製品の多くは輸入されている。だからインフレを抑えるにはドルが強くなればいいわけで、実際トランプ優勢となってからはすごい勢いでドルが上がっている。トランプは「インフレを止める」と宣言した。そのためにはドル高政策が有効なことは間違いない。結果として世界の商品をアメリカ国民は安く買えることになるからである。
しかしトランプは関税の強化も主張している。中国や日本から輸入するものに高額の関税を掛ければ物価は上がる。これはどうするのか。これらを矛盾しないで両立させるためにどんなマジックを使うのだろうか。そこをどうするのかオレは見守っている。
トランプは戦争を早期に終結させることも公約に入れている。おそらくプーチンに対して強硬な態度を取れるのはハリスよりもトランプであると多くの人は想像した。トランプならあのプーチンとも互角に渡り合えるのじゃないか、イスラエルにのネタニヤフに対しても文句が言えるのじゃないかとその強権的、高圧的な部分がある意味期待されたわけである。実際の所はどうなのだろうか。
アメリカの好景気を支えているのは戦争だ。現在進行形の戦争のおかげで軍需産業が空前の好景気になっている。だからアメリカにとっては戦争継続の方が景気をよくするのである。この事実を指摘している政党は日本ではれいわ新選組だけである。れいわだけがウクライナ支援によって戦争が長引くことを唯一懸念しているわけで、無条件にウクライナ支援を語る他の政党とは一線を画している。
アメリカ国民にとって他国で起きている戦争は自分たちの国益となる。それを理解しつつも多くのアメリカ国民は人道的な立場から戦争継続に反対している。そこは万博が壮大な茶番だとわからずに維新に投票している馬鹿府民との違いである。大阪府民とアメリカ国民は精神年齢が20歳くらい違うのだろう。
トランプが何をするのか。オレは注視しようと思う。彼のせいでもしかしたら人類は滅亡するかも知れないのである。トランプもプーチンも,世界を滅亡させることができる可能性がある国際政治のプレイヤーなのだ。石破や岸田のような小物とは訳が違うのである。そのことをオレは危惧しつつ政局を見守っている。それにしてもあの自意識過剰の馬鹿はいったい何をしたいのだろうか。オレはトランプがとことん嫌いである。
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