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2024年08月23日(金) ヤマト運輸の奴隷労働について        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan





 ヤマト運輸の倉庫に勤務する男性が、待遇改善を訴えてストライキを起こしている。会社側の熱中症対策が不十分だという理由である。倉庫内での仕分け作業が大変な状況なのだ。最大40度まで計測できる気温系の針は振り切れていてそれ以上の温度であることは間違いなく、熱中症指数はもちろん「危険」を示している。そこでヘルメットをかぶって30キロ以上の荷物を運ぶ作業がどれほど大変であるかは誰でもわかるだろう。

 今回、訴えている男性は会社側に団体交渉を申し入れた。しかしヤマト運輸側は驚きの対応だったのである。気温計が「壊れている」と撤去されてしまい、倉庫内の温度がわからなくなってしまったのである。やることがあまりにも卑怯である。

 ヤマト運輸の担当者は「今回は個別の事案になるため、回答は控える」としたうえで、「スポットクーラーやネッククーラーの導入など、対策は進めている」と説明しているという。

 広大な倉庫に空調を完備することが不可能なことはよくわかる。でもそれならせめてそこで働く人が熱中症にならないように最善を尽くすべきではないか。40度を超えるところで長時間働かされたら死者が出てもおかしくない。そのような労働環境を放置しているヤマト運輸は、そこで働く人を人間扱いしてないのである。もしも倉庫で働く人が全員辞めてしまったらたちまち業務はストップするだろう。今大事なのはコストを下げることではなく、働く人を守ることではないのか。

 ワークマンに行けばさまざまな「暑さ対策」ウェアが用意されている。ファンがついて送風されるだけではなく、冷房機能の備わったウェアさえ今は売られているのだ。だったらそういうものをヤマト運輸側が責任を持って支給すべきではないか。それができないのは一体何故か。

 もしもオレがヤマト運輸の倉庫で働いているならば、自分のゼニでさまざまな暑さ対策のウェアを買って命を守っただろう。それらは本来は職場が提供しないといけないものであるにも関わらず、ヤマト運輸側はその責務を果たしていないのである。

 今回の事態の成り行きにオレは注目している。そしてヤマト運輸が今の奴隷労働の強制を改めて、まともな職場環境を作ってくれることを願っている。ふだんから宅配便のお世話になってるからこそ切に願うのである。


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