2024年08月14日(水) |
8月15日の憲法違反 |
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明日は「敗戦」記念日である。大都市を焼き尽くされ、新兵器の人体実験として原爆を投下され、文字通りボロボロにされた日本は降伏を受け入れた。天皇陛下はそのまま退位もせず残ることとなり「国体は護持」されたのである。直接の戦争責任を問われたのは「A級戦犯」の人たちであり、8人が絞首刑となった。そして「不戦の誓い」を記載した新憲法が公布されたのである。
憲法とは、政治家どもの暴走を防ぐものであり、その憲法下で選ばれた議員達が政治に携わる以上、大臣にはその憲法を遵守する義務が思っている。「こんな憲法ウザいぜ」と自民党の連中が思うならば、まずは一度野党になってから「憲法改正」を旗印に選挙戦を戦うべきなのだ。与党の政治家には憲法を守る義務があるとオレは思っている。少なくとも政権与党の連中は勝手に憲法改正を叫ぶべきではないというのがオレの見解だ。
憲法改正したい連中がどうしても改憲したい理由は、統一教会の作った政治団体である日本会議や勝共連合の方針に従っているからだとオレは思っている。自民党の世襲議員の馬鹿な連中は自分の頭で考えることが出来ない。それで壺の方針に従ってるのである。
ロシアのウクライナ侵略戦争は改憲派にとって絶好の口実にされた。日本もあのようにロシアとか中国、北朝鮮から攻撃されるかも知れない。だからきちんと国土防衛のために重武装しないとだめだという論理である。この「ロシアや中国や北朝鮮が突然攻めてくる」ということがとてつもない防衛費の根拠なのだ。世界の多くの国々はこの「他国が突然攻めてくるかも知れない」という理由で巨額の防衛費をつぎ込んでいるのである。
どうしてそこで「アメリカとの軍事同盟から抜ける」「世界のどの国も日本を攻撃することはありえない」という状況を作り出そうとしないのか。北朝鮮は金一族が何を考えてるかわからないので判断できないが、少なくともロシアや中国にとって「日本を攻撃すべきではない」ということはプーチンも習近平もわかっているはずである。
そうなると、日本にとっての戦争の可能性はただ一つ、台中戦争に参戦することである。習近平は自分が指導者の地位にあるうちに台湾を併合して「中華統一を成功させた指導者」として歴史に名を刻みたいからである。
中国が台湾侵攻を開始した時、日本はどうすべきなのか。台湾を見捨てるのか。かなり残酷な発言に思われるかも知れないが、オレはその時は台湾を見捨てるしかないと思っている。台湾を守るために日本も一緒に戦うということは、日本本土が中国から核ミサイルを撃ち込まれても文句は言えないということである。
今もウクライナで戦争は継続中だし、イスラエル軍によるガザ地区の虐殺も続いている。世界中で戦争が継続している。長崎の原爆投下を悼む式典にイスラエルが招待されなかったことが話題となったが、オレはロシアやベラルーシも招待すべきだと思っている。戦争を継続している国であっても平等に呼ぶべきだ。呼べばそこで「あなたは自国の戦争についてはどう思うのか」と訊くことが出来る。対話することができるからだ。
日本が目指すのは真の「非戦国家」であり、「平和国家」である。能登半島地震の被災者を半年も放置している政府にその資格が無いことは明白である。
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