2024年08月11日(日) |
来るぞ、南海トラフ地震 |
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南海トラフ地震は必ず来る。それはもう間違いないことである。それが今日なのか、明日なのか、10年後なのかはわからないが必ず来る。来れば巨大な津波が紀伊半島や四国を襲うことになる。津波は大阪湾にも進入し、万博会場の夢洲は水没するだろう。問題はそれがいつなのか予測不可能なことである。
オレが生きてる間にきっと地震は来るだろう。最近はそんなふうに思うようになった。そしてもしも大きな被害が出ればそれは「日本株売り」のサインになるのかも知れず、先日の東証の大暴落どころではないことが起きるような気がするのである。
巨大地震の発生確率が0.1%から0.5%になったということで、紀勢本線の特急くろしおは運休し、白浜では海水浴場が閉鎖されたのである。白浜なら津波到達までに10分くらいは余裕があると思うのだが、海の中に居れば避難は無理だろう。
土佐清水では30mの津波が予想されている。そんな大きな津波に対して人はどうすればいいのか。オレが住人なら引っ越すだろう。いくら先祖伝来の土地であってもそんなところでは安心して暮らせないからである。津波や洪水の心配のないところで暮らしたいというのが本音である。
しかし、紀伊半島の沿岸部にも、四国の太平洋岸にも大勢の人が居住していてそこで生活を営んでいる。その地域を「津波危険地域」として放棄すべきなのか。少なくともオレならその土地には住まない。今住んでいる人たちには速やかに「高台への移住」を勧めるべきだと思うがもしも全員移住となればどれだけのコストがかかるだろうか。
もしも南海トラフ地震が起きれば、死者数は30万人以上になるという。必ず起きるのになぜかその対策や準備はほとんど行われていない。地震直後に津波に襲われることが確実である和歌山県の串本では、津波に飲まれる地域に大勢の人が生活している。被害から逃れることは無理だ。どうして「街ごと高台に移転」という対策を立てなかったのか。すぐ背後に山が迫る地形なので、標高の高い場所に移転することは可能である。もしもオレが串本町長ならば、「街ごと引っ越す」という壮大なプロジェクトを成し遂げるために全力を尽くしただろう。
大きな津波が来ることがわかってるのに福島原発はろくな防潮堤もないままに放置され、それは人類の歴史上最悪の原発事故につながった。同じことが今起きようとしているのである。30mの津波が来ても大丈夫な対策をしておく必要があるだろう。もしも津波に襲われることを受け入れるなら、その時に死なずに済むような対策が必要である。
津波によって流されても安全に生存できる方法とは何か。たとえばFRPで繭のようなカプセルを作ってその中に避難するというのはどうか。球形の「津波退避カプセル」を各戸が装備していて、家が流されてもそのカプセルの中に居れば助かるようにすればいいのではないか。
街そのものを城塞のようにして、津波の流れを受け流すような道路や建物の配置を考えたらどうだろうか。串本町の場合は太平洋に突き出した潮岬のところが高台になっている。その台地に町全体が引っ越せばいいのである。
もしもオレが津波の被害地域を旅行している時に南海トラフ地震に遭遇すれば、とにかく少しでも高いところに逃げるだろう。しかし、過去の津波の際に海辺の住人はどうしたのだろうか。クジラ漁が行われていた太地町はかつての南海地震の時にどんな状況だったのかを知りたいのである。
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