2024年08月09日(金) |
かき氷の季節である |
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かき氷をおいしいと感じるのは夏だけである。今は年中かき氷が食べられるようになったわけだが、オレは冬のかき氷は邪道だと思っている。暖房を効かせた部屋でかき氷を食うのはSDGSに反する行為である。だから食べるなら夏である。
そういうわけでかき氷を食べるためにオレは店を探すわけだが、やはり純氷や天然氷を使ってる店のかき氷がおいしいわけである。この違いがとても大切なのだが、残念ながらネットではわからないことも多いのである。オレは実際に食べればそれがどんな氷を使ってるかすぐにわかるわけだが、ネット上に溢れる口コミ情報はオレと違って貧弱な舌の持ち主が書いていたり、明らかにステマと思われるクソ情報だったりするわけでなかなかあてにならないのである。
そういうわけで結局「行ったことがある店」に落ち着くわけだ。しかし、その行ったことある店でもいつのまにか天然氷をやめてしまったりする。京都・下鴨神社の茶店は天然氷を使ったおいしいかき氷で評価が高かったが、昨年に訪問したときに氷が安い人工氷に切り替わって値上げされていた。その時にオレは「二度と行かない」と決めたわけだが、その後どうなったのかは知れない。もしも今年訪問した方が居るなら訊いてみたいのである。
かき氷はとにかく天然氷に限る。だからできる限り行く前に調査して「天然氷か否か」を調べてから行くべきだし、「天然氷」を謳っていても、行ってからもしも実際に食べた味が違った場合は「二度と行かない」と心に誓うべきなのだ。さすがにそれをネットに書いてやるとかわいそうすぎるのである。お店がつぶれるかも知れないからだ。さすがに下鴨神社の茶店はつぶれないと思うが、個人の店の場合オレのような影響力のある記事で罵倒されるとつぶれかねないのである。
氷室神社のある奈良はこの「かき氷」で街おこしをはかろうとしているわけで、多くのかき氷店が観光客で賑わっている。「ほうせき箱」という超人気店があって、きちんと予約しないと入れないそうである。オレはまだ一度も奈良でかき氷を食べたことはないのだが、きちんと下調べした上で訪問しようと思っている。
もちろんかき氷は家で自分で作ることもできる。ただ、かき氷を削る器械を買わないといけないわけで、値段もピンキリである。家でいつでもかき氷を作ることが出来るというのは、小さな子どもが居る場合は役に立つだろう。流しそうめん器やかき氷製造器は子どもと楽しく過ごすための重要なアイテムである。一人暮らしのおっさんがいつも家で流しそうめんをして食べていればそれはおかしいのである。
夏にしか食べないものがある。それは冷やしそうめんであったり、ざるそばであったり、冷やし中華であったりする。しかしオレはどれも年中食べるわけでそういうものの季節感はもうなくなってるのかも知れない。
そう考えればかき氷は最後の「季節を感じる食べ物」かも知れないのである。やはり夏はかき氷なのである。
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