2024年06月13日(木) |
学歴詐称と政治家 |
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人はなぜ学歴詐称をするのか。その背後には「まともに大学に入学・卒業した人へのコンプレックス」が存在するのだとオレは思っている。能力や努力が足りずにその希望が果たせなかったとき、人には「その事実を謙虚に受け止める」方と、「嘘でごまかす」方がいて、小池百合子は後者だったわけである。政治家には一般的に後者のタイプが多いのではないだろうか。
オレは貧乏人の子だったので、学歴を手に入れることは少なくとも階級を上昇させるための手段として不可欠と思ってた。中卒の両親のもとで育ったオレは、両親との会話の中で「必ずしも学歴のある人が頭がいいとは限らない」ということをよく理解していた。小学校の時に成績優秀でいつも級長を命じられていた父は、卒業後は南堀江の問屋で丁稚奉公することになる。理不尽によく殴られたと当時のことをオレに語ったことがある。西郷輝彦主演の「どてらい男」というドラマを視ながら、「あんな生やさしいものじゃない」ということも語った。父がそこでどんな苦労としてきたのかオレは想像することしかできない。具体的なことで話してくれたのは、うどん屋に入ったことを見つかって殴られたという話だけである。「外食している=満足に飯も食わせてもらえないと誤解される」という理由だったらしい。
オレは高校生活の中で一時期、落ちこぼれの悲哀を味わった。授業についていけず、勉強する意欲が大きく下がった。その頃は授業中に寝ていることも多かった。もしもあの時、オレが学ぶ目的や動機に目覚めなかったら、今のオレは存在しなかっただろう。その時の恩師にはいくら感謝してもしすぎることはないと思っている。
合コンの時に大学名を伏せるのは難しい。大学生合コンの世界には「偏差値上昇の法則」なるものが存在し、常に 女子の偏差値 < 男子の偏差値 でないといけない。具体名を出して申し訳ないが、「青学の女子は早稲田の男子とは合コンするが、国士舘の男子は無視する」といった現象である。だからオレは生徒には「少しでも偏差値の高い大学を目指せ」と訴える。結果的に女の子と付き合う可能性が広がるからである。
小池百合子は関西学院を1年次で中退し、編入したカイロ大学に2年間通ったが単位が取れずに中退したということが事実であると、彼女に近い人間から暴露されている。ところが日本新党がら出馬して当選した頃の彼女は「カイロ大学首席卒業、アラブの首脳ともサシで話ができる」という触れ込みだったわけである。
投票する人は本人が公表した経歴を少なくともその人をはかる物差しとして考えるわけである。まさかそんなところに事実ではないことを書くとは思わないだろう。そして、一度ついてしまった嘘を守るためには生涯その嘘をつき通すことになる。なんと哀れなことだろうか。
政治家の中には海外留学の経歴を持つ方も多い。それが本当に留学だったのか、それともただの聴講生で後ろの方で居眠りしていたのかはわからない。安倍晋三のような無知無学な男でさえも経歴の中には海外大学が出てくる。どこまでこいつらは有権者を舐めているのかとオレが腹立たしく思うことである。
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