春のおだやかな気候をしばらく楽しめると思っていたのにもう夏である。最高気温が各地で30度を超えている。なんでこんなことになったのか。その暑さを伝えるテレビ報道の中でオレが衝撃を受けたのが「長野県松本市は紫外線が強い」ということだった。オレは何度も旅行で松本に行ってるが、確かに「涼しい」と思ったことはない。ただ、まさかそんなヤバい街だとは思わなかったのである。松本の紫外線は沖縄並みだということで、街では日焼け止めグッズがよく売れてるのだという。本当に驚いたのである。
その理由として、一般的に紫外線は赤道に近いところほど強いが、標高の高い土地でも紫外線が強くなるということだった。山に登ると紫外線が強いというのはなんか納得がいく。空気が薄かったらその分光線の透過率が上昇するのかも知れない。オレは信州を「避暑」の場所だと捉えてきたが、どうやらその考えには修正が必要である。
「標高が高いと紫外線が強い」
これがどの程度なのか、標高ごとに計測して明らかにしてくれると面白いのである。そして「趣味が登山」という人はかなり日に焼けていることが多いのも「そういうことか」と納得がいくのである。
オレは登山が好きだがそれほどしょっちゅう登ってるわけでもない。どちらかというと最近の生活はインドアである。しかしこれからは余暇の時間が増えていくわけで、そこでアウトドアで活動することを増やしたとしたら、この「日焼け」の問題にぶつかることとなる。オレはこれまでふだんの生活で「日焼け」を意識したことなど一度もなかったのである。大学サイクリング部の時はそれこそ日焼けしまくりだったわけである。20代で冬になるとスキーしまくっていた頃もよく焼けていた。
しかし、年齢を重ねて肌が衰えた今、それは大きなリスクである。それこそ「皮膚癌」なんかを心配しないといけなくなるわけである。そういうわけでこの「標高が高いと紫外線が強い」という事実はオレにとって大事な教訓となる。
日本の夏は暑すぎる。大阪ではなんばの高島屋の前に広場を作ったり、御堂筋を全面歩道化しようなどとアホなことを維新の連中がやろうとしているが、これから強烈な暑さがやってきたときにそんな場所で活動できないということに気付くだろう。大阪のような暑い都市で冷房の効いた場所以外で過ごせないことは住民なら誰でもわかる。
信州が好きなオレはまた松本へ行くこともあるだろう。その時は紫外線の強さを実感してきたいと思っている。
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