2024年04月08日(月) |
神戸新聞は維新応援団 |
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4月7日、兵庫県高砂市では市長選挙が行われた。無所属で現職の都倉達殊氏(64歳)が、無所属新顔で元市主幹の石本玲子氏(47歳)と維新新顔で元市議の赤井浩康氏(65歳)の2人を破って再選を果たした。投票率は40・25%(前回40・00%)だった。記事の見出しは「高砂市長選 都倉達殊氏が再選、実績強調し新顔2氏破る」だった。
ところが神戸新聞の見出しは「維新、兵庫県内の市長選6連敗 公認候補 戦略の見直し必至」だったのである。これっておかしくないか? 普通なら「現職が当選した」と報道すべき所、なぜ「維新が負けた」という見出しになるのか。選挙の争点は誰が当選するかである。それを「維新が勝つか負けるか」という視点で報道するような報道機関がまともな報道機関と言えるだろうか。
兵庫県神戸市では朝日、毎日、読売、産経といった全国紙ではなくなぜか神戸新聞の購読者が多い。その神戸新聞の記事は最近とても偏向していて、まるで「維新応援団」と化しているのである。神戸市民が吉村に244万票も入れる大阪府みたいにアホの集団ならそれでいいかも知れないが、少なくともオレは大阪よりも神戸市民の方がまともだと思ってきた。その神戸市民を「維新信者」に洗脳しようとして偏向報道を繰り返してるクソ新聞が神戸新聞なのである。まともな神戸っ子はこの状況に対して強く抗議しないといけないし、購読者は神戸新聞社に抗議すべきである。
このようなおかしな報道姿勢は大阪ではすでに日常となっている。維新のクソ候補が落選するという目出度いことが起きると、維新応援団のゴミ新聞は「維新が負けた」という報道をする。オレにとって「維新が負ける」というのは「阪神が勝つ」と同じくらい喜ばしいことであるのは事実だ。しかし、阪神巨人戦の結果を普通の阪神ファンは「阪神が勝った」「阪神が負けた」のどちらかで表現するわけで絶対に「巨人が勝った」とは言わないのである。つまり維新応援団の新聞は基本的に「維新ファン」なんだと見出しの書き方からわかる。それは公器としての新聞社として間違った行動である。
オレは偏向報道が許される新聞は『赤旗』だけだと思っている。共産党の機関誌だから当然のことだ。逆に言えば、赤旗以外の他の新聞は必ず公正公平な報道をしないといけないということである。だから「維新が勝った」「維新が負けた」で選挙結果を語ろうとする新聞はおかしいのである。
もしもこの記事を神戸新聞の関係者が読んでいれば猛省してもらいたい。万博の事故報道でもわかるように、なぜか夢洲の建設会場でのガス爆発事故の扱いがものすごく小さいのである。あちらこちらでメタンが噴出している夢洲の土地をコンクリで固めて覆うことがどれほど危険なことかわかってるのだろうか。空中に放出されずに地中に貯まったメタンはきわめて危険である。万博開催期間中もメタンは地下から放出されているわけで、大勢の入場者がいる中で爆発事故が起きればその責任は誰が取るのか。そもそもこんな危険な場所でどうして万博なんかするのか。すでに「メタンが噴出して危険」という事実は国会でも野党から質問されているのである。それを「対策するから大丈夫だ」と自民党は押し切った。いったい何の対策をしたのか。建設業者は噴出するメタン対策までさせられるのだろうか。
新聞社のようなメディアの役割は、維新応援団となってケツを舐めることではない。批判的に問題点を指摘し、事実を報道することである。残念ながら維新の不祥事をろくに報道しないメディアにはそんな役割は期待できない。今やまともなメディアは赤旗しかないのである。嘆かわしいのである。記者魂を捨ててケツを舐める記者にはあきれるしかないのである。そんなに松井一郎や橋下徹の恫喝が怖いのだろうか。
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