2024年01月30日(火) |
そんな家買うなよボケ! |
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オレの自宅周辺は決して良好な環境であるとは言えない。田んぼを埋め立てて造成された土地なのでもしかしたら地震の時に液状化するかも知れないし、近隣住民は高齢化が進んでいて空き家も多い。若者がいないので助け合いを必要とする災害時にはどうなることかと思うくらいである。
大阪南部はDQN率が高い土地である。以前に書いたことがあるが、深夜のコンビニ駐車場で大麻取引を巡って刺傷事件が起きている。刃物を使うということは相手を殺してもいいと思ってるからである。そんな地域は住環境としては最悪だ。子どもの教育環境としてもいじめや犯罪被害の可能性があるわけで、「避けるべき土地」であることは言うまでもない。
ところがそんな地域でも空き地にいつのまにか建売住宅が出現して、販売業者ののぼりが風に揺れているのだ。こんなものを誰が買うのだろうか。ネットで検索してみるとなんと建坪が30坪にも満たない狭小住宅に3000万円以上のぼったくり価格がつけられているのである。駅から2キロも離れていて、しかも前面道路も狭く、なんでこんなところに建売住宅を・・・と思うのである。
家を買うというのは一生の買い物である。それならもっとまともなものを選んだらいいわけで、そういう家はちゃんとある。少なくともオレならそんな家は絶対に買わない。いくら安くてもそんな家は一生の住まいにはならない。どうしてそんなことがわからないのだろうかとオレは不思議に思うのだ。あるいは3000万円台の価格はダミーで、交渉すれば値引きされるのだろうか。
最寄り駅から遠く離れていて、1割近い家がすでに空き家になってるような地域というのはただの「衰退地域」でしかない。そんなところに家を買うのは馬鹿である。オレがそこに住んでいるのはたまたま親が家を建てたからであり、自分が購入するならこんなところは絶対に選ばない。その地域では未来への展望は描けないのである。ただ、さらに地価が下がって購入しやすくなった結果、新住民がたくさん来て雰囲気が劇的に変わるということは起きるかも知れない。特定の国の人たちが移住してきてまるで租界のようになってしまえば賑わいは戻るだろう。西川口が風俗街からクルド人の街になったように、変化の可能性がないとは言えない。
今の日本では家はものすごく余っている。そこにある上物の古家をぶっ壊して更地にして新築すれば思い通りの家を建てられる。ところが住宅販売会社はそんな面倒なことはしないで、狭い区画に粗末な狭小住宅を建て、ぼったくりのマージンを乗せて貧乏人に売るという戦略しか持っていないのである。オレの住む地域などでは特にそうである。
商業施設はどんどん増えるが、入居しているテナントは利益を確保できずに去っていく。田舎のさびれた商業施設のフードコートは悲惨なものである。閑古鳥の鳴いてる店では放置されたたこやきが鉄板の上でカチカチに干からびていくのだ。そんなものは全然おいしくないのである。イオンモールに入ってる多くの専門店の中でまともに利益を出せてる店はどれだけあるのだろうか。
オレが「こんな家を買うのは馬鹿」と思った建売住宅もいつのまにか売れて人が住むのだろう。なんでそんな無価値なものを買うのだろうか。オレには意味がわからないのである。そういう家を買う人の考えが知りたいのである。
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