2023年12月03日(日) |
日本の原発は最悪です |
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12月3日の朝の日曜討論で、自民党の西村康念大臣が日本の原発技術をドヤ顔で自慢していてオレはあきれ果ててしまったのである。欠陥原発で世界最悪のメルトダウン事故を起こしたくせに何を考えてるのだろうか。そして「それが呆れた放言」であるという認識も持ってない点で救いようのない馬鹿である。そんな程度の人間が政権中枢にいるということの問題点をオレは訴えたいのである。西村大臣と言えばかつて海外買春でのお持ち帰り4P疑惑が週刊誌で報道されたことがあるが、そんなことは原発のこととは無関係であるのでオレもここでは問題にしない。
福島原発の事故は人災である。過去に何度も巨大な津波に襲われた場所であるのにまともな津波対策をしていなかったというのは、無保険でクルマを運転してるのと同じレベルの馬鹿である。そして国会で共産党の議員からその無策ぶりを指摘されても何の対策も立てていなかったし、東京電力の幹部もまた放置していたのである。これが人災ではなくて「不可抗力の事故」だったと言えるだろうか。東京電力の幹部は全員、死ぬまで刑務所に入れるべきだったとオレは今でも思っている。
非常用電源というのは大規模な地震などで停電した時のために用意されている。しかし、停電するほどの大地震が起きれば津波も当然起きるだろう。非常用電源をむき出しの屋外に設置していれば津波が来ればひとたまりもない。どうして厳重に地震や津波対策の取られた地下に設置するとか高台に置くということができなかったのか。そのあたりの危機管理が全くできてなかったのである。
しかも福島原発で起きたメルトダウン事故に関して思うのは、日本の原発の中でメルトダウンした場合の対策がとれているものは一つも無いということである。EUでは原発の設置基準に含まれている「コアキャッチャー」と呼ばれる安全装備が、日本ではそもそも「コスト高」を理由に省かれてきたのである。EUでは必須の基準が日本では必要とされてなかったために福島原発の惨事を招いたのに、報道管制が敷かれているのかそのことは国民には知らされてないのである。実は青森県で建設中の大間原発でさえもこのコアキャッチャーは装備されてないらしい。本当に日本の原発技術はお粗末そのものなのである。お隣の中国に比べても周回遅れレベルなのだ。科学技術立国どころではないのである。
オレはこのコアキャッチャーのことを「きっこのブログ」で知った。そしてその問題点が全く報道されないことに逆に大きな違和感を覚えたのである。そこにはなんらかの作為が存在するのだ。報道してはならないなんらかの悪意があるから国民は知らないのである。
過去にもこの事実をオレは訴えてきた。地球温暖化防止という名目で安易に原発の新規設置を認める流れを作らせてはならない。日本のような地震国で再び原発事故が起きれば、それは人類の存亡に関わるということを国民は理解すべきなのである。日本は原発ゼロをこそ目指すべきなのだ。これがオレの基本的スタンスである。
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