パーティ券収入の「不記載」という方法を使った裏金作りで、自民党各派閥が億を超えるゼニを稼いでいたことが連日報道されている。情報が開示される企業献金という「合法的な賄賂」以外にもいろいろと形を巧妙に変えた賄賂政治が行われているというのが政治後進国である日本の特徴だが、安倍晋三が亡くなったことで旧安倍派にもこうして捜査が及ぶこととなって、どうせ八百長のプロレスとは思うものの、東京地検も一応動いてるみたいである。
さて、従来型の金権政治にはゼニがかかるわけで、維新や国民民主、立憲などの自民党と似たような構造を持つ政党が代わりに世間政党になったところで政治はほとんど変わらない。いやむしろ維新の会みたいな金儲けだけが目的の党になると、自民党政治よりももっとひどくなるだろう。そういう意味でオレは「自民党型野党」「第二第三自民党」「統一教会関係政党」による政権交代には全く何の期待もしていない。
しかし、前澤友作さんとか、ユニクロの柳井正さんとかが1000億円くらいを「日本を根本的に変えてくれ」と1000億円くらい出して「れいわ新選組」や元明石市長の泉房穂さんが党首となる新党で本気の政権奪取が実現すれば、日本は不況から脱して劇的に変わることができるだろう。超積極財政と国民への季節ごとの現金支給を行い、奨学金徳政令を実施して若者にカネを回し、自民党が築いたゼネコンや財界との強固な共依存体制をぶっつぶし、労働者派遣法を廃止して派遣労働を全面禁止して竹中平蔵のパソナなんかを解散に追い込めば、これまで搾取されていた労働者にゼニが回ることとなる。そうして豊かな人が増えることで消費が拡大し、若者も車を買えるようになるし結婚する人も増える。あの昭和の時代のような高度成長、経済の拡大が実現するだろう。その豊かな日本を目指して海外から移民を希望する人も増えるだろう。教育への投資を拡大することで大学の研究環境もよくなるだろう。
山本太郎さんは国会で「ボンクラ議員は辞めろ」と語った。今の政治の問題点は、自民党の多くの世襲ボンクラ政治家が自分たちの議席という既得権益を守るために大企業や富豪優先の政治を延々と続けていることなのだ。その結果として貧富の差は拡大し、若者は貧しいままに搾取され、未来への夢を持てなくなり、閉塞感に満たされた学校ではいじめ事件が頻発し、派遣労働はワーキングプアと呼ばれる巨大な中間層を生み出してしまったのである。
今の世の中の問題点の多くは政治によって解決できる。今、現実に多くの人が物価高と給料の減少に苦しんでいるのに、減税は来年などとほざく岸田総理には何の期待もできない。今即座に中止すれば多くの無駄金を使わずに済む万博に、巨大な350億円の日よけを無理矢理作ろうとしている馬鹿な自民党や維新の政治家には国民の苦しみが見えていないのである。そういう連中を全員退場させ、まともな仕事のできる政治家だけに入れ替えるだけで劇的に世の中は変わるのだ。
れいわ新選組には党首の山本太郎さん以外にも多くの有能な人が集まっている。立憲民主党の党首の泉健太はクソだが、立憲の議員さんの中にはちゃんと志を持った方もいるだろう。そういう人は離党してれいわ新選組に移籍すべきだ。共産党も今の体質を変えられないなら議員は本気で移籍を考えればいい。
政権奪取できなくても、れいわ新選組が野党第一党になった時は日本の政治に緊張が生まれ、自民党の連中は危機感を抱いて変わろうとするだろう。変わらないと選挙で負けるからである。自民党を倒す勢力はボンクラ党首の立憲でもなく、第二自民党の維新でもない。オレはれいわ新選組が野党の盟主として打倒自民党のために戦うことが日本の政治に必要だと考えている。
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