2023年07月31日(月) |
これから不動産は下げるのか? |
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五輪特需が終わったら東京のマンション価格は下がると言われた。そこにコロナ禍がやってきて、そして今なぜか株高、不動産価格高騰である。なんでこんなことになったのか。オレはその理由として、コロナ対策のゼニが間違った使われ方をしているからだと思っている。多くの企業が不正受給を摘発されたわけだが、そもそも不正受給ではなくまっとうに受給した人の方が圧倒的に多いわけだ。しかもゼロゼロ融資も行われた。大量のゼニが供給されたわけで、それが庶民ではなく金持ちに流れた結果として不動産価格が上昇したのだと思っている。
大阪では万博、カジノIR特需ということでそれをあてこんだ不動産投資が宣伝されている。まあ万博もカジノIRもおそらくコケるので、そこに投資した人達が破産するかも知れないということをオレは想像するが、こういうことは自己責任である。
今や日本には大量の空き家が存在し、すでに賃貸住宅は供給過剰である。公営住宅にも大量の空き家がある。それなのになぜか家賃相場は下がらない。もっとも下がってないというのは正確ではなく、築古の物件の家賃はかなり値下がりしてるのである。みんなが贅沢になってそういう物件を借りないだけだ。築30年を超えるような古いワンルームマンションなんて関西では駅前でも3〜4万円程度まで下げているものもある。
オレの長男は大学時代に家賃3万ほどの築古のワンルームに住んでいた。ユニットバスがついてるだけなんだが、そういうのは今の贅沢に慣れた人から見れば完全アウトなんだそうである。今の大学生は家賃6万、7万という物件に平気で住んでいる。京都では学生数が激減したために家賃2万円台のお得な物件が大量に余ってるのだが、そういうところには学生は住んでくれないのである。
どうして人は収入に合わせて住むところを選ばないのか。不思議なことに首都圏や大都市に住んでいる人は分不相応な部屋に居住する若者が多い。戸建て住宅も郊外の物件は完全に価格破壊が起きている。大阪では郊外の住宅地がかなり安い。かつての数千万の豪邸が、今や投げ売り状態なのである。そういうところを買わずになんで億単位のタワマンを買うのだろうか。それだけのゼニがあればどんだけ立派な戸建て住宅が買えるだろうかとオレは不思議に思うのだ。
もっとも古民家をリフォームして住む人も最近は増えている。山口県の周防大島にたくさんの金持ちが移住した結果、税収が劇的に増えたそうだが、そうした流れはこれからも起きるだろう。
家はいずれ余りまくる。もっともその時にオレはもうこの世にはいないだろう。このまま統一教会の支配下で自民党政権が続いていけば、日本の人口が激減し、日本がどんどん滅びていくのは止められない。今の少子高齢化を変えるにはれいわ新選組や共産党が政権政党になって劇的な政策変更をするしかない。自民党と第二自民党が多くの議席を持ってる今の日本ではそういう未来にはならないわけで、真実に気付かないまま国民は滅びていくのである。オレにとっての幸運とは、そういう滅びの姿を見る前に死ねることかも知れない。
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