2023年06月28日(水) |
リニア新幹線の作り方 |
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静岡県の川勝平太知事がリニアの建設の障害となってると話題だが、オレがJR東海の側ならこんな解決策を提示するだろう。それは「のぞみの静岡停車」である。要するに川勝はJR東海側からなんらかの大幅譲歩を引き出させたいわけだ。そのウルトラCにあたる方法がこの「静岡停車」である。もちろん多くの人がこれに反対だろう。
何もすべての「のぞみ」を停める必要は無い。1時間に1本でいいのである。しかもそれはホンモノの「のぞみ」でなくてもいいのだ。どういうことかわかるだろうか。
「ひかり」にはいくつかの停車パターンがある。その中に「のぞみ停車駅+静岡」という「ひかり」を作って、それを名ばかりの「のぞみ」にすればいいのである。名前だけ「のぞみ」、その実態は「ひかり」というやつである。
そうすれば、JR東海側は現行の「のぞみ」の速達性になんの問題も起こさずに川勝知事の「のぞみ静岡停車」という要求に応えることが出来るのだ。なんでこんな方法を思いつけずにあくまで「のぞみは静岡に停めない」とこだわるのか。「のぞみ」ではなく「のぞみもどき」あるいは「偽のぞみ」を停めればいいだけのことである。
交渉というものには必ず落とし所が必要である。川勝平太はどこを落とし所と考えてるのだろうか。もしもこのまま粘り続け、リニア開業をどんどん遅らせてしまったらそれは川勝平太をただ悪役にしてしまうことになり損である。静岡県にメリットがあるような解決方法が必要なのだ。
ちなみにオレはリニア新幹線には反対の立場である。そんなもの、フォッサマグナで大きな地殻変動が起きれば南アルプスの地底でリニアは乗客もろとも全員死亡という大惨事が起きるだけだ。そんな怖い乗り物はごめんである。オレは現行の東海道新幹線で十分だと思っている。
リニア新幹線を無理に作らなくても北陸新幹線という代替ルートは完成している。あとはこいつを米原まで延伸してつなげれば済む話である。そうすれば東南海トラフ地震の津波で東海道新幹線が壊滅しても、時間は掛かるが北陸新幹線経由でなんとかなる。それ以上に現代はどんどん人の移動を不要にしている。コロナ禍でそれは明らかになった。リモートでやれば済むものが余りにも多かったのである。
JR東海がリニアなんか作らずにそのゼニを株主還元していればとてつもない優良会社として世界中の投資家が買っただろう。オレは投資家の1人として「アホやな」と思うだけである。「世界一のものを作りたい」というくだらない功名心よりもゼニの方が大事である。
川勝平太よ、そろそろ矛を収めればどうか。オレのこの案を使えばおまえは県民に支持されるぞ。いつまでもゴネても意味ないだろう。
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