2023年06月11日(日)

アンクルパンツ万歳！

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　オレはユニクロやＧＵで販売されている「スマートアンクルパンツ」「イージーアンクルパンツ」なる類の、くるぶしが見えるほど短いズボンがとても気に入っている。どうやら他のライバル会社も同様の製品を出しているようで選択肢が増えて嬉しい。

　オレは背が低いのでズボンを買うとどうしても「裾上げ」の手間が必要だった。それで直してもらうために購入してから店に預け、直しが完了してから受け取るなどの手間がかかったわけである。ところがこの「アンクルパンツ」の類は、最初から裾上げしなくてもオレの場合はほぼちょうどの長さなのである。背の低いオレの場合は「アンクル」が露出した感じにはならず、ちょうどいい長さで裾上げしたような普通のズボンになるのである。それがとてもオレは嬉しいのだ。

　またこのアンクルパンツの中には、セットアップ可能な商品もある。おかげで上下で買うとまるでスーツを着ているような感覚で着こなすことができるのである。安くてお手軽でもはや言うことなしなのである。

　オレは服に関しては実用本位でいつも考えている。高価なものを着ていないと恥ずかしいかということは全然ない。時計だってそうである。収入から考えれば高価な時計や高級外車に乗っていてもおかしくないのだが、そういうものに価値を感じないからクルマは国産車だし、時計はＧショックなのである。

　そういうわけで家で洗濯可能でその上素材や色柄の選択肢が豊富なこのユニクロ、ＧＵのアンクルパンツはオレの愛用品になったわけである。

　そうして手に入れたＧＵのアンクルパンツを、同じ生地の上着を手に入れてセットアップで着ていると職場の同僚から「そのスーツオシャレですね」と言われてしまうのである。いやいや、これ上下で１万円もしないのですけど・・・となんだか気恥ずかしくなってしまうのである。それはたぶんお世辞だろうと思うのだが、それでも日頃ファッションを褒められることのない老人だけになんだか嬉しいのだ。

　ただ、気に入った服をどんどん買ってもそれは妻には「もうすぐ死ぬから無駄」とでも思えるのか、「また買ってきたの？」と小言を言われることが多い。オレがイオンで面白いと思って買ったＴシャツはいつのまにか妻が家で着ている。企業とのコラボ商品だった「トヨタ２０００ＧＴ」のＴシャツは妻が風呂上がりに着る部屋着にされてしまった。自分が着ない服はいつのまにかそうして勝手に着られてしまうのである。

　昔と違って服を買うときにいちいち値段を気にする必要は無くなった。店頭で見かけて気に入ったモノに出会えればたいていためらいなく買える。ただそれがユニクロやＧＵの場合は恐ろしく安いというだけのことである。