2023年05月12日(金) |
DV加害者に厳罰を! |
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入管での虐待、そして入院させてもらえなかったことが亡くなった原因とされるウィシュマさんの事件が話題になっているが、報道の中で触れられてない部分にオレは関心を持っている。それは、ウィシュマさんの悲劇のきっかけを作ったのはその交際相手とされるスリランカ人男性である。交際時のDVやモラハラの結果、ウィシュマさんは通っていた学校の出席日数が足りなくなり、在留資格を失うことになったのである。そのクソ野郎と出会っていなかったらそもそもこんなことにならなかったわけだ。だからウィシュマさんの事件は入管の問題だけではなく、DV被害者への支援体制の欠如もその原因となっているはずである。
DV被害者に対して冷たい言葉を投げかける人も居る。「そんな相手を選んだあんたが悪い」というパターンである。しかし、交際時に相手のことを果たして100%見抜けるだろうか。結婚してから、あるいは同棲してからわかることも多いはずである。そしてDVに耐えながらも結婚生活を継続している人も大勢居るのである。そういう状況にある人が救いを求めるための窓口や、サポートにあたる人員が不足しているから、DVの末の虐待死などが起こるのではないのか。相手が死ぬまで殴り続けるという外道が実際は存在するのである。そういうクソ野郎に対して社会は相応の罰を与えているだろうか?
そうしたひどいDVから逃れる方法の一つが「離婚」である。そうして逃れたとしても子の親権を自分が取得した場合、元配偶者がしつこく復縁を迫ってきたり、ストーカー行為に及ぶ場合がある。その一つの口実が「共同親権」である。オレがこの「共同親権」推進運動をうさんくさいと思う理由は、そのメンバーにDV加害歴、逮捕歴のある男性が多く含まれてることである。DVから逃れた被害者を連れ戻して再度DV加害を加えるためにこの「共同親権」が口実にされているような気がしてならない。国会議員の中にも「耐えられるDVもある」とふざけた発言をする連中がいる。DVに耐えられる、耐えられないの区別はない。すべてのDVをオレは否定したいと思っているからだ。言葉によるモラハラもDVに含まれる。配偶者の人格を否定するような罵倒もDVである。
親による子の虐待もなくならない。大阪という土地は児童虐待の発生件数が日本一多いと言われるが、おそらくそうした家庭では夫婦間のDVも多いはずである。大阪で起きているDV発生件数はかなり多いと思うのだが、その統計データはない。裁判所が出したDV保護命令件数は地方が多く、大都市部は少ない。もっとも件数が多いのは鳥取県で10万人当たり7.18件というデータがある。ただ、DV保護命令済み件数が多いところではなぜか人工妊娠中絶数が多い。これはDVの多い地域では女性が望まない妊娠をすることが多いと言えるのかも知れない。子だくさんの夫婦の中には夫が全く避妊に協力しないという「多産DV」が含まれてるような気がするのだ。
DV加害者は男性とは限らない。男性を暴力で支配する女性も中にはいるだろう。オレの知る事例は女性が被害者になる場合ばかりなんだが。ホストが女性に貢がせるために、その女性に売春をさせるという事件があったが、これもある意味DVの一つであるとオレは思っている。ホストにはまる女性が馬鹿なのは言うまでもないことだが、ゼニで支配してその行動を思い通りにすることはある意味DVの一形態ではないのか。オレは大阪市内でホストの大きな顔写真入りのトラックを見る度に、そうした悲劇を想像するのである。「職業に貴賤なし」とは言うが、オレは女性に売春させて貢がせるようなホストはド外道だと思うのである。
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