2023年05月11日(木) |
ヘリウムを捨てるな! |
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ヘリウムガスは貴重である。医療現場や産業用として大切な需要があるのだが、ここ数年でその価格が高騰し、医療現場では大変困っている。そんな貴重なものを遊びで使って欲しくないのだ。
ところが堺市ではヘリウムガスを充填した気球を飛ばして仁徳天皇陵を上から見下ろしたいというくだらないことが企画され、クラウンドファンディングまで行われた。5月中に開始予定だったので気球にはヘリウムガスが充填されていたのだが、その気球がなぜかガスが抜けてしぼんでいた。空中に霧散してしまったヘリウムガスの値段は約4700万円、堺市の永藤市長が予算を打ち切った事業や削減した事業の中には、定期代補助事業や里親啓発事業などはヘリウム代にくらべればわずかな金額である。くだらない遊びにゼニをつぎ込む一方で、大切な事業や市民サービスを削るのが永藤市政である。そのことを市長選挙の前に市民は理解しないとダメである。
永藤は府議時代には「泉北高速をハゲタカファンドに売却する」という堺市民にとって不利益になることにも賛成していた。泉北ニュータウンの住民から見ればそれこそ「不倶戴天」の敵である。もしかしたら何か泉北ニュータウンの住民に恨みがあるのかも知れない。学生時代にそこに住む女の子にふられたとかだったりして。
さて、この気球に使われるヘリウムだが、台風などの強風が予想されるときは危険なので抜く必要がある。台風が年間に3回来るとしたらそのたびにガスを抜いて再充填しないといけないのである。もちろん今回の事故のように勝手に抜けてる時もある。そういうわけでものすごい無駄遣いが行われることは間違いない。
もしも食糧が不足してる時に、その食糧を大量に廃棄していたら「アホか!」と非難されるだろう。貴重なものを無駄遣いするというのは反社会的な行為である。永藤市長のこの「気球プロジェクト」はそういう意味で大変な問題行動である。
いますぐにクラウドファンディングも中止して、その無駄な気球事業にこれ以上のゼニを使わせないようにし、医療業界などには永藤市長が「馬鹿なことやってすみません」と土下座謝罪して回るべきである。責任を取る意味では永藤は市長選挙への出馬をやめ、堺東の市役所前で頭を丸めて市民にお詫びすべきだろう。
世の中で困った存在はアホと悪人である。この両者を知事や市長にするととんでもないことになってしまう。永藤は単なる傀儡のアホだが、吉村洋文は悪人そのものである。法律を悪用する知識に長けていて、広告屋と組んで巧妙な作戦を仕掛けてくるから厄介である。「所得制限なしの私学無償化」というのも、さまざまな問題点を内包しながらも「それが有権者にアピールできる」とわかっているから選挙の度に目玉として使うのである。そして2年前から「大阪では私学完全無償化を達成」というデマをまき散らし、少しも実現できていないのに衆院選が近いと予想するとまたしても「所得制限なき無償化を実現」と言いだしたのである。
これ、実際はそもそも「実現」なんかしていない。いちおうぶち上げただけである。財源も明らかじゃないし、来年になって「やっぱり無理」と言い出すかも知れないのである。それなのに維新翼賛メディアは一斉に「大阪は所得制限なき無償化へ」と報道していた。維新の御用メディアには本当に腹が立つ。その報道をする前にどうして2年前のウソに対して突っ込まないのか。オレはこういう新聞社やテレビ局の維新ヨイショぶりには本当に腹が立つのである。詐欺師達の手助けをしているおまえらも同罪だ。維新行政が終わったときはおそらくさまざまな悪事がバレて逮捕される維新幹部や議員どもと一緒にテレビ局の連中も刑務所にぶちこんでくれよと思うのである。辞めた大統領が必ず逮捕される韓国方式をぜひ大阪にも導入してもらいたい。
もっとも元大阪市長の松井一郎にはさっそく「政治資金規正法違反」の疑惑が持ち上がっている。大阪地検は維新のポチだから捜査する気もなさそうだし、この問題はどうやらスルーされそうなんだが、政治家のどんな犯罪であっても「維新無罪」で乗り切ろうとするのが今の大阪であると、せめて大阪以外の土地の方にはわかってもらいたい。オレが住む大阪はロシアや中国と同じだ。権力者の犯罪は全てももみ消され、そこには民主主義など存在していないのである。維新議員が議会で過半数を占めたら必ず「定数削減」を打ち出してきて、他党議員が当選しにくい仕組みを作ろうとする。大阪に多い馬鹿住民や統一教会のようなカルト勢力ににえられた維新の会は、強固な組織票、カルト票で選挙戦を有利に戦える。おかげで維新から出れば知名度なし、犯罪歴あり、人格崩壊でも当選可能なのである。
消えてしまったヘリウムガスのように。維新のような反社政党も早く消えてもらいたいとオレはいつも願っている。しかし、一度はびこった悪人どもを駆除するのはなかなか困難なのである。
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