2023年02月13日(月) |
クロスバイクと電動バイク |
携帯用URL
| |
|
最近、新しい自転車が欲しいと思っている。しかし、交通量の多い街中は走りたくない。車に積み込んで山のふもとまで移動して、そこから走るというパターンになりそうである。そうなると平地を速く走る能力は必要としないので、小径のMTBとかになるだろうか。
16インチのミニベロを持ってるが、長いこと倉庫にしまったままである。こいつを輪行して信州に持ち込んだことがあるが、長距離走行には全く向かないということを、実際に走ってみて理解した。長い距離を走るにはやはり車輪の径が大きくないといけない。なぜそうなのかということは物理的に説明可能なのだろうか。ロードレースに用いられる車両が大径車ばかりなのを思えばやはり理由があるのだろう。
MTBやクロスバイクを買うとして、予算はどれくらいを考えたらいいだろう。10万も出したらそこそこ使えるモノが手に入るのは間違いない。しかし、今は「電動アシストクロスバイク」という文明の利器が存在するのである。オレのような体力の衰えた人間でも、それさえあれば若者をじゃんじゃんぶっちぎって快走できるはずなのである。やはりそういうものに頼ってもいいんじゃないか。
調べてみると、ちょっといいやつは30万円くらいするようである。凄くいいやつは100万円以上するようである。さて、別に買えないことは無いのだが、どれくらいが一番コスパがいいのだろうか。
電動アシストバイクは重い。これはもうどうしようもないわけで、バッテリーが重いし、モーターも重いのである。もともと自転車に無かったものが乗っかってるわけで、重いに決まってるのだ。
大学生の頃、自分が乗る自転車を軽量化しようとしていろいろと工夫していたことを思い出した。市販されてるパーツの中で一番軽いものを使う。フレームを軽量化する。タイヤを軽くする。しかし、一番効果があるのは肉体の軽量化である。マシンの軽量化にはゼニが掛かるが、肉体の軽量化は喰わなかったらいいだけなのでゼニが浮く。そういうわけで大学生の頃のオレはおそらく究極の軽量化を肉体において実現していたわけである。だから大学3回生の時にあった耐久RUNという行事で優勝できたわけだし、ちなみにその耐久RUNはオレが第一回の優勝者なんだが。京都大学サイクリング部の恒例行事として今も続いている立派なイベントである。ただ、自転車に乗ることに特化したオレの肉体は太ももだけが異常に太く、上体は華奢でアンバランスだった。峠さえなければオレは部内で一番速かった。峠さえなければ・・・ そう。オレは坂が苦手だったのだ。アニメ『弱虫ペダル』ではそうした特性を「クライマー」「オールラウンダー」「スプリンター」という形で表現している。その3分類ではオレは「スプリンター」である。
しかし、自分は山が好きだ。登るのが苦手なのに山が好きというのは矛盾するが、レースではなくて個人のツアーで登るのなら別に速くなくてもいい。自分が越えた思い出深い峠はたくさんある。やはり信州が多いのだが、「野麦峠」「権兵衛峠旧道」「夏沢峠」「渋峠」「保福寺峠」「大弛峠」「北沢峠(南アルプススーパー林道)」「夜叉神峠」「大菩薩峠」どれも本当に懐かしい。北海道では「石北峠」「美幌峠」「知床峠」などの雄大な峠を越えている。自転車で走る楽しみをオレは大学生の頃にたっぷり楽しんできた。
そうした林道や峠道をまた走りたいと思っても、圧倒的に変わってしまったのが体力である。あの頃の自分と今では全くちがう。ロードレーサーで平地なら時速40キロくらいで巡航できたことは今となっては単なる過去の栄光でしかない。
電動クロスバイクを買うべきか。買うならいくらのものを買うのか。オレは今あれこれと検討中なのである。もちろんアドバイスは大歓迎である。試乗させてもらえると嬉しいが、オレはチビなのでフレームサイズの小さいやつしか乗れないのである。
←1位を目指しています。
前の日記 後の日記