2022年12月30日(金) |
岸田の国民貧乏計画 |
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就任したばかりの岸田首相は「所得倍増」を宣言した。そこにかつての池田勇人がぶち上げた「所得倍増計画」を期待した人もいたかも知れない。しかし、この無能な男にそんなことができるわけもない。いつのまにかその中味は変質し、なぜか「(資産)所得倍増計画」というスローガンに変わってしまったのである。「貯蓄から投資へ」という流れを作って、国民が預貯金の形で所有している資産を株券などに変えさせたいということなのだ。NISA枠の拡大とか期限の延長ということをさっそく打ち出してきたのだ。
さて、オレがもしも海外のヘッジファンドの立場ならここでどんな戦略を打つだろうか。NISA枠拡大の効果は上がるが、その恩恵は金持ちの資産をさらに増やすだけであるとオレは思っている。そして、国に騙されて貧しい人までなけなしの預貯金を投資に回したときに起きることは何か。
黒田東彦の金融緩和が最初は劇的な株価上昇をもたらしたように、NISA枠拡大も株価上昇につながるのは間違いない。しかし今、投資をする余裕があるのはこれまで株式投資をあまりしてこなかった富裕層だけだ。リーマンショックのような時期を経験したこともない。株価が順調に右肩上がりならいいが、日経平均が3万を超え、4万を超え、ある程度上昇した時に、本来の実力以上に引き上げられた株価を狙って、海外のヘッジファンドによる強烈な売り浴びせがやってくるのである。
値下がりして資産を失うことを恐れた投資初心者はあわてて手持ちの株を投げ売りするだろう。その現物売りが新たな売りを呼ぶ展開となり、パニックのような相場展開になるはずだ。オレがジョージソロスならそこで日本株を空売りしまくるだろう。それを買い支えるような勢力は日本にはない。少しの洞察力があれば、そこで買い向かうよりもソロスと一緒に売りで入る方が勝てるとわかるし、オレももちろん売りで参戦する。結局日本人投資家のゼニはそうして巻き上げられてしまうのである。
その結果起きることは何か。「資産所得倍増」ではなく、「資産消滅」なのだ。日本人の巨額の金融資産が海外のハゲタカファンドと、オレのような勝ち組投資家のものになるのである。
岸田は決して国民を豊かにしたいのではない。彼はしょせん財界に利用されるだけの操り人形である。都合が悪くなればクビにしたらいいだけだ。次はブロック男の河野太郎が起用されるのだろうか。どっちみち国民に待ってるのは不幸だけである。
給料がちっとも上がらないという形で貧しくされた国民は、最後にその預貯金も奪われるという形でボロボロにされ、静かに衰亡していく。人口もどんどん減るし、若者は結婚しない。こんな夢のない国に誰がしたのか。他でもない国民である。自民党政権が統一教会の手先として国民を裏切り続けてきた事実を知りながら、やっぱり何も考えずに自民党に投票するか、投票にも行かないで悪を放置するのである。日本が滅びるのは国民が自民党に投票し続けた結果であり、それは自業自得なのだ。
10年後の日本はさらに貧しくなっているだろう。もちろんオレはそんな政策と心中する気は全く無いので、常にどうすれば勝てるかを冷静に分析してこれまで通りに不労所得を積み重ねるだけのことである。自分だけは絶対に助かりたい。ただ、助かるのはオレだけでいい。自民党や公明党、維新に投票するような何も考えてない愚民どもは日本と一緒に滅びてくれ。オレはそういう無責任なオッサンである。
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