我が家は地球温暖化防止に対して非協力的な家庭である。灯油の消費量は莫大であり、家族3人なのになんでこんなに浪費するのかというくらいに灯油が浪費されている。冬になると一ヶ月の灯油代も軽く1万円を超える。灯油はかなり値上がりしてるので、もしかしたらこの冬は二万円に達するかも知れない。北海道ではないのである。大阪なのに大量に灯油を燃やすのである。
だからオレは少しでも石油ストーブや石油ファンヒーターの使用開始日を遅らせたいと思っていたのである。しかし、先日帰宅したらもう使われていた。まだ10月である。なんでこんなに早く石油ファンヒーターや石油ストーブを出すのか。我慢ということができないのか。オレはそれを買わされる側として強い憤りを覚えるのだ。
その灯油の値段だが、たぶん1990年頃は1Lあたり35円くらいだったと思うのである。ガソリンや軽油に比べて灯油は馬鹿みたいに安かった。だから悪質なガソリンスタンドは軽油に灯油を混入させて販売していたという話である。軽油には軽油引取税という税金が掛かるが、灯油にはそれはかからないし何より軽油よりもはるかに安い。それで軽油に灯油をまぜて増量して販売するというひどいスタンドがあったのである。オレの居住する南河内地区でも、そういううわさの絶えない悪質スタンドが存在した。昔何度か給油したことがあるが、不慣れなアルバイトのために車体にガソリンをぶっかけられるというトラブルがあり、そのときに店が何の対応もしてくれなかったので頭にきてから二度と行ってない。なんでぶちまけた分までゼニを払わされるのか。オレが激しく抗議しても取り合ってくれなかったのである。残念ながらそのスタンドはまだつぶれずに営業している。きっと今でも何らかの不正に手を染めてるのだろう。
今、オレが灯油を購入している値段はなんと1L/100円である。20L入りのポリタンを満たすと二千円かかるのである。我が家ではポリタン2個をいっぱいにするので一度に40L購入することになる。その40Lを、ひどいときにはわずか1週間で使い果たしてしまうのである。なんということだ。北海道ならわからないこともないし、北海道でももっと少ない家庭もあるだろう。我が家は温暖な気候のはずの大阪なのである。なんでこんなに浪費するのか。
オレは寒冷な気候にも耐えられる肉体を持っている。しかし、我が家の母と妻は極端に寒がりなのだ。だからガンガン灯油を燃やすのである。結果として我が家は大量のCO2を排出して地球温暖化を促進しているのだ。
地球温暖化を阻止するためには強制的に灯油の使用量を減らすしかない。もしも灯油が配給制になったら我が家はヤミ灯油を購入することになるのだろうか。困ったことである。多少の寒さは我慢してもらいたいのである。
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