2022年09月14日(水) |
安倍晋三が壊した正義 |
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東京五輪汚職で逮捕された高橋治之は、安倍晋三から五輪委員会の理事を依頼されたとき「過去に五輪の招致に関わった人は皆、逮捕された。私は捕まりたくない」と断ったらしい。ところが安倍晋三は「絶対に高橋さんは捕まらないようにします」と約束したので受けることになったという。この話がもしも本当ならば、安倍晋三は警察や検察まで支配していたということになり。三権分立の破壊者だったというしかない。民主主義の破壊者そのものだったのである。
安倍晋三という巨悪が存在しなくなった今、多くのこれまで封印されていた事実が明らかとなった。安倍晋三の報復を恐れて発言できなかった政治家たちが本音を語るようになった。広告塔を失ったカルト教団はその活動を暴露され、多くの国民から実態を知られることとなった。失われた正義は少しずつ取り戻されつつある。
オレは参院選前に「安倍晋三逮捕」「日本に正義を取り戻せ」という公約で野党が団結すればいいということを提唱してほとんど無視された。しかし、今起きていることを考えると、オレは提唱したことは実は正しかったのだと思うのである。自民党を政権の座から引きずり下ろし、司法を正常化させて安倍晋三を公職選挙法違反で逮捕させることでしか日本は民主主義を取り戻すことができないとオレは思っていた。安倍晋三排除ということはあくまで「選挙」という民主的な方法で実現されなければならなかったのである。ところが多数の国民はカルト教団の手先となった自民党や公明党に投票し続けた。選挙という民主的な手法では実現不可能だったことが、テロという暴力的な手法で実現可能となったことはオレに言わせれば「民主主義の敗北」である。
この「民主主義の敗北」という言葉を安倍晋三信者の人たちは「テロ」という行為に対して用いる。岩田温という政治学者がいて、オレはその著書も読んでいたしある程度評価していた人物である。彼があの銃撃事件のことを「民主主義の敗北」と語ったときにオレは手元にある岩田温の著書をブックオフに売り飛ばした。その程度の浅はかな主張しかできない学者には価値がない。しょせんこの男は与党側の言説を垂れ流すただの御用学者でしかなかったのだとオレは理解したのである。
かつての自民党にはいくつかの派閥が「党内野党」として機能していた。長期政権でありながらある程度の自浄機能も備えた理想的な政党だった。田中角栄の金権政治が批判された後には三木武夫が首相となって「クリーン三木」と呼ばれた。月30万で芸者を愛人にした宇野宗佑はわずか1ヶ月で首相の座を追われた。
安倍晋三が「道徳革命」を起こしたおかげで、今の自民党ではたいていの汚職や不祥事は「許容範囲」となっている。下村が文部科学大臣の時に統一教会の名称変更に応じたために被害が大きく拡大したことは、それこそ国民に対する大きな裏切りである。そうしたクズみたいな政治家に免罪符を与えてきたのが、トップにいる安倍晋三の数多くの犯罪である。選挙の時にヤクザを使って対立する陣営の妨害を行ったような犯罪者が総理の地位に就いたことなど憲政史上初だろう。安倍晋三は多くの犯罪を行い、国会で嘘をつきまくりながら長期政権を維持できたという意味で「憲政史上初」の人間なのである。国葬ではなく国賊であり、国辱とも呼ぶべき存在なのだ。
日本は正義を取り戻すことができるのだろうか。統一教会の問題をなかったことにしようとする茂木幹事長は国民を舐めすぎた。今もしもオレが自民党の若手議員なら、党を割って新党を作ろうとするだろう。非壺勢力だけを集めて自民党から離れ、他党のまともな議員にも声をかけ、腐った立憲民主党からまともな議員を引き抜いて立ち上がるだろう。そうした動きは今の自民党議員の中には全く期待できない。
このまま自民党は統一教会と心中して日本から消え去るしかない。カルト政党は国民を決して幸福にしない。統一教会に支配されていた自民党と維新の会、そして存在そのものが宗教カルトである公明党は滅びてもらって、あと現実がわかってない立憲の脳内お花畑の馬鹿議員どもにも退場してもらって、日本の政治を建てなおさないといけない。それが可能な政治家は出てくるのだろうか。
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