2022年04月17日(日) |
プーチンが悪魔になった日 |
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ロシア軍が戦力を南部に集中したためにウクライナ南部の港湾都市、マリウポリの陥落が間近と言われている。しかしマリウポリを根拠地とするアゾフ大隊からは「降伏はありえない」という主張がされてる。実際はウクライナ軍が頑強に抵抗していて排除できず、市民を巻き込んだ凄惨な戦いが継続しているのだろう。
このまま膠着すれば、プーチンはおそらくマリウポリに戦術核を撃ち込むのではないかとオレは思っている。あるいは現場指揮官の判断でそうした攻撃がされるかも知れない。もはやこの戦争は、ロシアによるウクライナ絶滅戦争のレベルに到達しているからである。市民への無差別攻撃や市街地へのミサイル攻撃を見てもそれは明らかである。
独裁者や軍事政権を放置するとこのようなことが起きる。だからこそミャンマーの軍事政権や北朝鮮のロケット坊やは世界にとって脅威であるわけだ。ところがアメリカはそうした脅威ではなく、イラクの近代化に貢献したサダム・フセインやリビアのカダフィ大佐というまともな政治指導者を排除してきた。そうした国々が西欧とは違った価値観の中で国力を高めることが不快だったのだろうか。
ミャンマーの軍事政権には中国やロシア製の武器が供給されている。ロヒンギャや少数民族の村が焼き払われ、圧倒的な火力で反政府ゲリラを森林や村ごと焼き尽くそうとしているのである。ジェノサイドが起きているのはウクライナだけではない。
ロシアを非難するのならば、同じくらい中国や北朝鮮やミャンマーも非難されるべきである。そして大量殺人兵器を製造する企業もまた同様に非難の対象となるべきだ。
オレは日本国憲法の精神は「非戦」だと思っている。だから今の日本がアメリカの軍事同盟に加わっていること自体が憲法違反であるというのがオレの見解だ。自衛隊は「自衛」のための軍隊ではなく「正義」のための軍隊であるべきだ。ウクライナのように暴虐非道な国家から攻められて困ってる国を助けることは「義」のための戦いであり、それは私利私欲の戦いなどではないとオレは思うのだ。
世界はそろそろ終る。プーチンという頭のおかしい虐殺者は、自分の死期が迫ったら核戦争を起こすはずだ。自分が死んだら人類も一緒に終わるべきだと考えてるのかも知れない。よく自殺する時に他の人を巻き込んで無差別殺人をするキ〇ガイがいるが、プーチンはもうそのレベルに到達している。ただ、彼をそこまで増長させたのはロシア国民とプーチンの側近たちである。オルガルヒと呼ばれる富豪たちは、独裁者が暴走する前になんらかの手を打つべきだったのだ。大統領が任期制になっていて、アメリカ大統領も2期8年の任期を越えることができないというのは権力の腐敗を防ぐよくできた仕組みである。習近平がその仕組みを壊した時点で中国は戦争が可能なテロ国家に変質したとオレは思っている。
人生のどこかの時点でプーチンは世界滅亡という選択肢を選ぶ。そうなればもうどうしようもない。日本も主要都市が核兵器で攻撃されるわけで、大阪に住むオレはひとたまりもなく核攻撃と同時に死ぬ。だから定年退職後は田舎に移住したいと思うが、田舎に逃げてもそれは「瞬殺」されるかそれとも「じわじわ死ぬ」かの違いでしかない。
ロシア国民はその悪魔を支持している。そして自国が戦争によって他国の領土を奪うことを是としているわけだ。韓国が竹島を一方的に領有宣言していることも、中国が尖閣の領有権を主張することも規模の大小はあれすべて根っこは同じである。本来ならそのような国家は即座に国連から追放されるべきである。存在そのものが悪だからである。他国の領土を自国の領土であるとする主張こそが常に戦争の理由になってきたではないか。
北方領土と竹島について日本が正当な領有権を主張することは、実は戦争という悪に対する正当な抗議なのである。どちらも暴力的に奪われた国土であるからだ。そして尖閣に対して中国が行なう示威行動もまた他国の主権を侵害する帝国主義的行動である。日本はロシア、中国、韓国という遅れてやってきた帝国主義国家に対して毅然とした態度でその悪を抗議すべきなのだ。
プーチンは自分に従わないウクライナ国民の命などなんとも思っていない。そうして平然と人を殺せるサイコパスになった独裁者ほど厄介な存在はない。人類はたった一人のサイコパスによって滅びるのである。
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