2022年04月19日(火) |
電動キックボードは迷惑! |
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改正道路交通法が4月19日、可決成立した。これで「電動キックボード」が認可されてしまうのである。危険運転での事故が問題視され、その運転マナーが批判されているのに何の解決策もないままに認可され、そのキックボードが公道を走るようになってしまうのだ。これがどれだけ危険なことか政府はわかっているのだろうか。
電動キックボードはヘルメットの着用は任意、他は原付バイクに準じた扱いということになる。車道の左端を通行することになり、歩道走行は禁止されるという。しかし実際にそれが守られるだろうか。原付バイクや速度の出る自転車(ロードバイク)にとって今の道路の構造が合ってないように、さらに矛盾が拡大するのである。
もう一つは使用者の問題である。安価で手に入る電動キックボードの主たる使用者はいわゆるDQNと呼ばれる若年者の無法者グループである可能性が高い。こいつらは交通ルールを守らないことが多く、信号無視もやりたい放題である。オレはルール無用の自転車や歩行者によく苦しめられているが、そこにこの電動キックボード使用者が加わるのである。本当に迷惑である。
ただもっと問題なのは、オレが個人的に迷惑なことよりも世間に多くいる交通弱者にとって、その存在が脅威となることだ。ベビーカーを押して歩く母親とか、老人用手押し車に頼る老人とかにとって、猛スピードですれ違う電動キックボードがどれほど脅威であるかは容易に想像できる。
しかも電動キックボードはコケやすい。道路の段差などにつまづいて簡単にコケる。速度が出ていればそれはコケる程度では済まなくて吹っ飛ぶということになる。そうして人間ごと吹っ飛んだ車体が人を襲うのである。体重100キロくらいの巨漢が電動キックボードで移動し、それが歩道に入ろうとして段差でつまづいて吹っ飛んで、そこにいる歩行者の中に飛び込んでくるとき、下手をすると死者が出るような大事故になってしまうのである。本当に危険である。
こんな中途半端な乗り物は許可すべきではないのだ。もしも許可するならもう少し安全性を高めた上で、田舎での老人の交通手段として地方だけに認可するというのが望ましい。そうすれば歩行者との接触トラブルは心配しなくてもいいだろう。もちろん田舎なら歩行者ではなくてイノシシとか熊とか鹿との接触トラブルが起きるかも知れないが、そんなことはまれであるとオレは思っている。
この電動キックボード、いったいどこのメーカーが生産するのだろうか。日本製ではなくて中国や東南アジアの諸国なのだろうか。少なくとも日本製なら厳しい安全基準にパスしているはずだが、怪しい海外製品ならば不良品が事故を起こす可能性も無視できないのである。
電動キックボードは迷惑だ。もしも道路上にこいつらがはびこるようになるなら、オレは断固として反対する。その違反行為をどんどん動画撮影して、顔がわかるようにして投稿しまくるのである。
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