2022年02月21日(月) |
チビには人権がないのか? |
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この世にはプロゲーマーという職業が存在している。その人気プロゲーマーであるたぬかなは「170(センチ)ないと、正直人権ないんで。170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら生きていってください」などと配信中に発言して大炎上してしまい、所属チームとの契約解除となったという。
心の中でそのように思うのは勝手である。そして親しい人との酒の上でそうしたジョークを飛ばす場合、聞いているのはそのまわりの人たちだけなので不快に感じるとしても一部だ。しかし、公開の場で不特定多数に発信するとそれは問題である。
身長というのは努力によって変えられるものだろうか。オレは身長170どころか160もない。だからたぬかな氏から見ればオレは人権をもらえるどころか人類にも認定してもらえない下等な存在ということになるのだろう。
高校生の頃、クラスのある女子の会話の中で「付き合うなら身長180以上」などとほざいてるのが聴こえてきて、それを語ってる女子が決して器量が良いとは言えない、いやむしろかなり不自由な部類であることに気づいてオレは世の中の不条理を思ったのである。当時は3高(高身長、高学歴、高収入)がもてはやされ、オレにとって努力によって取得可能なのは高学歴くらいだったので、そういうことにこだわらない女子とオレは結婚したいと思っていた。
かくいうオレも、喫煙女性とは絶対に結婚しないとか、頭の悪い女は嫌だとか、性格も育ちも悪いDQN女はイヤだとかいうこだわりがあったので、世の中の喫煙女性やDQN女性を差別していたことは明らかなのでオレの主張も実に偏った主張であることは否めないのだが。
そのプロゲーマーのたぬかなが身長何センチなのかは知らないが、きっとそいつの心の中ではオレのような低身長の人間はどんなに金持ちでもどんなに学歴があっても「人間以下」の存在なんだろうと思う。もっとも最初から低身長のオレを見下してる相手とは親しくしようとは思わないが。
職業に貴賎なしということばは昔から言われるが、オレは貴賤はあると思っている。たとえば大阪市長の松井一郎のような世襲政治家は「政治は金儲けのための家業」なのでどうしても利権を守らないといけない卑しい職業である。政治家以外のまっとうな就職というのはそういう家の人間には想像もつかないのだろう。そういう卑しい人間ほど、自分の地位に恋々としてしがみつき、嘘ばかり大声で言いまくる。
寄生虫という職業も卑しい仕事だと思う。女性が受け取る児童手当や生活保護のゼニを搾取し、DVによってその家族を支配する男というのはほんまもんのクズだ。そういうことをシノギにしている男は人間以下のゴミ虫だと差別されても当然だと思っている。一度でもそういう行為が明らかになった外道は、額に「寄生虫」を表すサナダムシのマークでも刺青で入れるべきだと思っている。
たぬかな以外のプロゲーマーというのがどんな人たちなのかわからないが、少なくともたぬかなは不用意な発言で自分以外のプロゲーマーたちに迷惑をかけたことはまちがいない。彼が謝るべき相手は世間ではなくて他のプロゲーマーである。その職業のイメージを著しく傷つけてしまったのである。
北京五輪のスノーボード・ハーフパイプで平野歩夢が金メダルをとったことで、スノボはイメージがかなりよくなったわけだが、それまでのスノーボーダーのイメージと言えばやはり国母和宏というクソ野郎で、公式ユニフォームを腰パンして着たり。傍若無人な態度で顰蹙を買い、大麻取締法違反で逮捕されるなど「スノーボーダーはDQN」というイメージを国民に受け付けるのにとても活躍した。今でも「スノボは不良」と思ってる人も多いだろう。スケボーやスノボはブルジョワのスポーツとは程遠いイメージがあるからだ。プロゲーマーも聖人君子が登場することでイメージを変えるしかないのだろう。オレからこのたぬかなに向かって言いたいことはひとつ。思い上がった勘違い馬鹿は勝手に滅びてくれ。
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