2022年01月08日(土) |
オレは上級国民、武井俊輔 |
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普通の人間は車検切れのクルマは運転しない。車検の時期が近づくときちんとカーディーラーなどで予約して車検を通す。最近はオートバックスでも車検が受けられるし、楽天車検というものもある。それが普通の人間の感覚であり、車検が切れてもそのまま運転しているなんて「ありえねー」という出来事である。
ところが自民党の衆議院議員である武井俊輔は、自分が管理して秘書に運転させている車両の車検が切れていた。「すべて秘書に任せてあった」ということだから。車検がキレていても気づかないボンクラ秘書だったのだろう。武井俊輔議員の秘書と言えば、過去に飲酒運転で事故を起こしたクソ野郎もいて、どうしてそんなクズしかいないのだろうかと思うが、いい人間が集められないというのはおそらくパワハラやモラハラがひどくて普通の人間には務まらずすぐに辞めてしまうという可能性も考えられる。
その車検切れのクルマで、こともあろうに当て逃げ事故を起こしたのが去年の6月8日のことである。武井議員秘書運転のクルマは交差点で自転車にぶつかったのだが、そのまま逃げたのである。当て逃げされた自転車の男性は追いかけてクルマが赤信号で止まっていたところで追いついた。後部座席に座る武井議員がぶつかった時「行ってしまえ」と叫んだ音声がドライブレコーダーに記録されている。
こういう悪質なものは普通なら逮捕じゃないのか。逮捕はされなかったものの、無免許運転で事故を起こした都議会議員は激しいバッシングの果てに辞職に追い込まれた。無免許運転と無車検運行はオレの頭の中では同じレベルの不祥事である。ところが武井議員の秘書の場合は半年もたって2021年1月5日になってから「書類送検」なのである。当て逃げ事故を起こしたのにその場で警官を呼んで事故処理をしていなかった(不申告)のようである。こんなもの完全アウトじゃないか。
その武井議員は昨年10月の衆議院選挙で自民党から公認を受けている。どうしてそういうことになるかというとすべては安倍晋三に帰着する。大規模に公費で有権者を接待していた「桜を見る会」に関連する一連の事件で安倍晋三の公職選挙法違反は明らかなのに、司法は全く動かなかったのである。それに比べれば無車検運行なんて軽いことなのだろう。
自民党政権が仕掛けた「道徳革命」はどんどん進行している。議員様なら法律を冒してもOKということがもはやお約束なのだ。だから維新の会のような不祥事の総合商社の連中が大手を振って永田町を闊歩できるのである。「与党もやってる」ということになるのである。
武井議員は当て逃げ事故に関して「当たったという認識がなかった」と答えたらしい。上級国民ならこんな言い訳が通用するのである。安倍晋三の買収だって「有権者に買収されているという認識がなかった」から不起訴なのだ。そんな言い訳が通用してしまうのである。今の日本は上級国民ならなんでもやり放題である。これからどんな犯罪が起きるのだろうか。そういえば秘書の殺人未遂を不起訴にしてしまった維新の会というクソ政党があったが、こいつらは存在そのものが悪である。
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