どうやら10月31日は衆議院選挙の投票日になりそうである。日本の国政選挙は投票率が50%くらいしかないという状況が続いている。新型コロナウイルスの流行でこんなに自分たちの生活が破壊されていく中で政治家の無策ぶりがとにかく際立ったのがこの1年半ほどのできごとである。こんなに困窮しているのに国民はあの役立たずのアベノマスクとたった10万円の給付金しかもらえなかったのである。
自民党政権は大企業と金持ちの方しか向いていない。一般の国民は搾取の対象でしかない。消費税は税率を上げればいくらでも搾り取れる打ち出の小づちみたいなものである。それなのに搾取される側である貧しい一般大衆は反政府デモを起こすでもなく、ただ奴隷としての生活に甘んじているのである。自分たちは政権与党以外に投票することができるという武器を行使せず、そのまま奴隷でいるのだ。ほとんどのこの奴隷国民たちは投票にも行かないのである。ほんまもんの馬鹿である。
もしも今、いくら働いても平均年収以下の収入しか得られない人たちが一斉蜂起して立憲民主や共産党やれいわ新選組に投票すれば即座に自民党政権は瓦解する。官邸と癒着していた警察や検察にも司直のメスが入ることになり、甘利明や安倍晋三といった連中は逮捕されるし、政官財の利権構造をぶっ壊すことができる。電通やパソナのような中抜き産業によって税金がどんどん浪費されるような仕組みを一度ぶっ潰さないと日本経済の再生はないとオレは思っている。選挙に行っても何も変わらないとほざく馬鹿がいるが、そういう馬鹿のせいで政治は変わらなかったのである。選挙に行って抗議の投票をすれば変わるのだ。国民から搾取することしか考えない政治家に退場してもらわないとダメなのである。
アベノミクスは株価だけを上昇させたが、円安によって国民をさらに貧しくした。もしも適切な経済政策をとって賃金水準を上げることができれば日本経済は完全に立ち直って内需も回復し、自動車メーカーは国民にどんどんクルマを売ることができたのである。今、若者がクルマを買えなくなったのは若者を貧しくした政治の責任である。そんな政党に政治献金をし続けた自動車メーカーのトップが馬鹿だったのである。なんで「てめえらに任せていたせいでクルマが売れないじゃないかコンチクショー」と言えなかったのか。
国民が貧しいのは、みんなの財布の中に存在すべきゼニが大企業や一部の金持ちや海外投資家のところに行ってしまっているからである。正しい経済政策とは、貧しい人たちにもみんなゼニを持たしてそのゼニの持ち主をどんどん入れ替えて、ゼニの流動性を高めることである。
江戸時代に寺内町として成立した大阪南部にある富田林では酒造業が盛んであった。そこでは「酒切手」というものが発行されていた。今でいうビール券やお米券みたいなものだが、これ自体が通貨の代わりに流通していたのである。その結果として町全体が豊かになったのである。発行された通貨が銀行に死蔵されていても何の価値も生み出さない。それが使われ、さまざまな人の手元に一瞬でも存在するからこそ価値を生み出すのである。人々が新型コロナウイルスの流行のせいで仕事を失い、お金をできるだけ使いたくないという「守り」の姿勢に入ってる今、「安心してじゃんじゃん使ってください」という政策を取らないといつまでも状況は好転しないのだ。
岸田文雄は「所得倍層」を言い出したが、貧しい人に配るそのゼニを資産課税や株の配当金への課税という方法で金持ちからむしり取ろうとしている。社会の中間層の収入を増やせば所得税が増えて勝手に国家の歳入は増えるのである。岸田のやろうとしている「所得の再分配」なんかでは何も変わらないのである。そんなことされれば投資家のオレは困るのである。
とにかく投票に行って、自民公明維新以外の政党に投票しよう。それだけで世の中は劇的に変わる。日本はこのまま新自由主義の道を進めば崩壊して中国に飲み込まれるだけである。独立国家として生き残るためには投票でその意志を示さないといけない。
←1位を目指しています。
前の日記 後の日記