2021年10月04日(月) |
大阪のIRはすごい! |
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大阪湾の人口島、夢洲で開催される大阪万博の会場に誘致されるカジノIR施設はとてつもない夢のある施設である。その見通しにオレはぶっとんだのである。USJの1.5倍の敷地にUSJの1.4倍の人が来て、その売上高が5400億円もあるというのだ。そして年間1100億円もの利益が大阪府・大阪市に入ってくるのだという。売上高の2割もどうして大阪がピンハネできるのか不思議で仕方がないのである。当然外資の取り分もあるだろう。
しかし、このような試算どおりのことがそもそも可能なのだろうか。そんな甘い事業見通しをしていることに誰も突っ込まないのだろうか。年間で5400億円の売り上げを出すためには1日あたり14億8000万円の売り上げが必要である。一日に10万人の来場者があるとして一人当たり1万4800円使わないとそれだけの金額には届かないのである。ただいくらなんでもさすがに10万人は来ないだろう。
ここで東京ディズニーリゾートと比較してみよう。ランドとシーを合わせた入場者数はコロナ前の年平均で約3000万人である。ちなみに売上高は約4000億円である。3000万人が一人当たり1万3000円ほど使うということで入場料以外にお土産も買うことも考えればこの金額には納得できる。
カジノで馬鹿が浪費する金額は遊園地の比ではない。中には一日に1000万円くらい負けてくれる馬鹿もいるだろう。そう考えればこの大阪IRの強気の売上高予測は達成可能鴨知れない。多くの馬鹿が来場して博打で負けてゼニを捨ててくれるということに期待するのである。
大阪にすでに存在するテーマパーク、USJは東京ディズニーリゾートほど広くはない。そのせいか入場者数もかなり控えめである。コロナ前の2019年年度の入場者数は1450万人ということである。夢洲のカジノIRに来てくれる人の浪費する金額が東京ディズニーリゾートと同じ程度と考えればUSJの倍の人が来てくれないと目標の売上高は達成できない。少ない来場者で達成できるようにするためにはとにかくゼニを豪快に使わせるしかないのである。そんなことが可能なのだろうか。
どうやって売上高を増やすのか。もしかしたら維新の会の最高顧問である橋下徹さんから「風俗を活用すればいい」などというアドバイスをもらってるのかも知れないが、そんなものを大々的に作って何の批判も受けないなんてことはありえないだろう。
1兆6000億円もかけて作ったカジノIR、これがコケればその負担は誰のところに行くのだろうか。もちろん大阪市民や府民なのである。オレはそんなものを負担させられるのは絶対に嫌である。
こんな無茶苦茶なことを推進しようとしている維新の会のやり方をオレは断じて許さない。オレは大阪を守りたいのである。大阪をこの反社会的組織の手から守りたいのである。利権のために大阪を食いつぶすことを断じて許さないのである。
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