維新の会の松井一郎は共産党攻撃が大好きである。彼の言動を見ていると、民主的な発言をする人に対して「あいつはアカだ!」と陰口を叩いた戦前の連中に重なるのである。おそらく松井一郎という情けない人間の頭の中ではそのレベルの単純な変換がなされてるのだろう。アンチ維新というのはみんな共産党かそのシンパと思ってるような気がする。だから共産党叩きが自分たちの大事な役割だと思ってるわけだ。自民党のやらない汚れ仕事を引き受ける二軍みたいなものだろうか。
オレはよく「アカ」と言われてきた。京都大学文学部出身というだけで「アカ」のレッテルを貼られてきた。国史専攻だったのだが、「国史はアカの集まり」と言われたこともある。本当に失礼な発言である。そういう発言をしたクソ野郎はそこで頑張ってるちゃんとした研究者さんたちに謝罪して欲しいのである。
就職してからも公立高校にいたときはよく「アカ」と言われた。当時勤務していた学校には多くの共産党員の先生がいて、確かにそこは「アカ」の集まりだったわけだが、オレはどちらかと言うと反主流派で、職員会議では学校の方針にさからう発言ばかりして会議を混乱させていたのである。本当に赤い人たちはオレに対して「三派全学連の生き残り」という陰口を叩いていた。それがどういう意味の悪口なのか、オレは未だに理解できないのである。
オレの立場は首尾一貫している。反権力であり反戦平和である。資本家による労働者への搾取を許さないし弱者にとって優しい社会であれと思っている。そのうえで社会正義を重んじていて、悪い奴にはきちんと罰を与えてもらいたい。外交的には反米、反中国である。近隣諸国とは仲良くすべきだが、中国の人権抑圧は許さないという立場である。アメリカの奴隷のような従属外交には反対だ。だから安倍晋三は大嫌いだし維新の会とは相容れない立場なのだ。
そういうオレの立場はある方向性を持つ人たちからは「アカ」ということになるのだろう。だったらオレは開き直って言いたい。「オレはアカだ」と。
オレは赤い色の服が好きだ。真っ赤なクルマを代々乗り継いできた。日産EXA、三菱FTO、ホンダS660、ダイハツロッキー、みんな赤だ。スカーレットだ。そういう意味でオレが「アカ」と言われるのはわかる気もする。大学サイクリング部の時に愛用していたランドナーも赤だ。赤、それも朱色に近い赤こそがオレのイメージカラーである。オレがマツダ車を所有しなかったのは、マツダはそういう赤を車体色に採用しないからである。マツダのあのえんじ色みたいな赤はオレの好みではない。
オレはこれからも赤いクルマに乗るし、赤いネクタイを締めて赤いトランクスをはくだろう。赤いベストもよく着用している。だから「アカ」と言われてもその通りだから気にしない。
「あいつはアカだ」という言葉を人を貶める言葉だと思ってる馬鹿に向かってオレは言いたい。真の「アカ」というのはオレのように正義を愛し、曲がったことを許さない人間のことである。それは「あいつは江草乗みたいな立派な人間だ」という誉め言葉であることをオレはわからせたいのである。わかったか松井一郎!
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