JOC経理部長が死亡した。電車に飛び込んだということで自殺とされてるが東京五輪をめぐるゼニの流れのすべてを把握できる立場の人間が死んだことに関して、オレは何か大きな悪の存在を背後に感じるのである。この件に関して関係者が一様に口を閉ざしてることも気になる。本当の悪が背後に隠れ、そして重要人物が死ぬことで幕引きをはかるということはこれまでゼニにまつわる事件でいつも起きたことではなかったか。
森友学園疑惑で近畿財務局の赤木さんが自殺し、公文書の改竄を命令した上司たちがそろって栄転した。客観的に見ておかしいとされることが、日本では公然と行われ、そこに働く大きな力には誰にも逆らえないかのようである。そこに正義などは存在せず、自分のせいで人が死んでも平気な権力者の姿を垣間見ることができる。これは戦時中に若者を特攻させて平気だった軍の上層部の姿と重なる。こんな連中に政治をさせていいのか。
日本人はどうしてここまでモラルを失ってしまったのだろうか。卑怯なことをしても自分が出世できればいいとか、ゼニのためなら平気でうそをつくという連中がここまで増えてしまったのか何のせいだろうか。それはすべて政治の世界のモラルハザードが原因であるとオレは思っている。
悪いことをした人が子供じみた言い訳をして堂々と開き直るという政治は安倍晋三の総理就任以降の日本の政治の姿である。しかし、悪いことをするという時点で政治家の資格がないとオレは思うのである。そんなことをする時点ですでに「選良」ではない。
犯罪との親和性が高いのは政党の中ではやはり維新の会が傑出している。「維新の会」「犯罪」で検索すると多くの事件がヒットする。維新の会はいちおう「除名」「離党」という処分は下すが、その議員の多くは後に復党してるのである。市庁舎に自分用のサウナを作らせた池田市長も一度は不信任決議案が出されたが、維新の会と公明党の反対で否決されている。「身内の犯罪や事件はかばう」というのは維新テイストである。
東京五輪で動いた莫大なゼニの多くは広告業界へと流れている。竹中平蔵が五輪中止に反対したことで、五輪が実は竹中の金づるであったことがはっきりした。東京への誘致自体がゼニでアフリカの票を買うという不正なものだったわけで、最初から最後までゼニの不正が付きまとうこんな行事はもう永遠に無くせばいいとオレは思うのである。
広告屋のゼニ儲けがそのまま政治家の利権につながる以上、東京五輪を中止しようという考えは与党政治家の頭の中には皆無だろう。その後に待ってるものは何か。世界中の人が集まって、変異株の祭典の中で起きる新たな「東京五輪株」の登場である。ワクチンも効かない恐ろしい変異種による第五波が日本をパニックにするような気がしてならないのである。
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