2021年06月09日(水) |
台湾留学のススメ |
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「海外留学する」というと、アメリカやカナダ、そして欧州を考えるのが普通である。そこで留学先としてベトナムとかインドネシア、フィリピンを想像する人はなかなかいないだろう。日本の大学の方が格上だと思い込んでるからである。しかし、留学先として台湾を考えてみるのはどうだろうか。
台湾は親日国家であることはよく知られている。そして大学教育にかかる費用がアメリカやカナダに比べてかなり安い。日本に比べても安いのである。だったら早めに台湾留学という方向で準備して、中国語の習得などに時間をかけるというのはどうだろうか。
台湾留学のメリットというのは、中国語と英語の学習をセットでとらえることができる。つまり、日本語、中国語、英語のトリリンガルが最初から目指せるということである。これからの社会でそうした人材が求められる場面はどんどん増えるだろう。
まだ現在では台湾留学する日本人はそれほど多くない。だからこそチャンスなのである。注目されてないからこそチャンスなのである。もしも留学者が増加すれば、その中でさまざまな問題を起こす変な奴も増えてくるだろうし、留学生を騙そうとするブローカーも増えてくるだろう。だからこそ早期にチャンレジすることが大事なのだ。
もちろんリスクもある。バイリンガルでも困難なのに、トリリンガルなんてどれほど努力しないといけないか。そういう苦労は最初から想定しないといけない。また受け入れる台湾側も日本人留学生に対応できていないかも知れない。そういうさまざまな問題はあるのだが、それでも台湾留学の中には多くの可能性があるとオレは思っている。
大学生の時にオレは台湾国籍だった林くんという学生と何度か話したことがある。彼は光華寮という台湾人留学生のための施設から通っていた。今思えばもっと彼といろんなことを話しておくべきだった。もっと台湾のことを彼から聞き、興味を持っていれば全く違った体験ができたような気がするのだ。当時の自分は戦前の日本と台湾の関わりについても全く知識がなかった。甲子園に台湾から挑んだ球児たちの活躍を描いた映画「KANO〜1931海の向こうの甲子園〜」という映画を観ていて涙したオレは、もしも大学生の頃にそうした歴史を知っていれば全く違った形で日台友好のために働けたのではないかと思うのである。
台湾には欧米の学生たちもたくさん留学している。給付型の奨学金の制度もある。日本政府は教育を軽視して予算をどんどん削減しているが、台湾は日本と違って教育を重視する国家である。そこには惜しみなく国費がつぎ込まれている。日本の学生よりも台湾の学生の方が勉強熱心である。留学環境として申し分ないと思うのだ。今高校1年、2年くらいの方なら、これから準備しても2022年の秋の入学に十分間に合うと思うのである。興味のある方は「台湾」「留学」などをキーワードに検索すればきっと有益な情報が手に入るはずである。
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