2021年05月31日(月) |
ガラクタを売る人たち |
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「チンターマニ」と呼ばれる石ころを売ってる人がいる。調べてみるとそれは「如意宝珠」というものらしい。かなり高額でヤフオクに出品されているものもある。またそれを世界中に埋めるという活動をしている人もいるようである。その活動家のブログを読んだが、とても香ばしい雰囲気が漂っていた。絶対に自分のお友達にいてほしくないタイプの人間であることがわかった。
オレは非科学的なものは基本的に信じない人間なので、そういう怪しいものとか占いとかパワーストーンとか壺とかにはひっかからないのだが、おそらくそういうビジネスをして稼いでる人たちも基本的に信じてるわけではなく、馬鹿を騙してゼニを巻き上げるというビジネスモデルを作っているだけである。
世の中には馬鹿が多い。それを利用して馬鹿の票を集めるという戦略で選挙に勝ってきた馬鹿の会、いや維新の会という反社会的集団が大阪に存在するが、あれは「維新」でもなんでもなく、これまで存在した既得権益をぶっ壊して自分たちの方に付け替えるということを熱心に行っているだけである。新型コロナの入院待ちの人が大勢いて、自宅療養中に亡くなる人が多数いる中で維新の議員やその身内なら即入院できたことが明らかになった時、利権の存在は白日のもとにさらされた。
選挙という仕組みの中で「馬鹿を騙して自分たちに投票させる」という選挙モデルを構築した維新の会は、ある意味「パワーストーンや壺を売って儲けている」人たちと同じレベルの詐欺師である。その広告塔である吉村洋文は、テレビに出て信者を増やすのがお仕事である。
高価なブランド商品のカバンやアクセサリーは実用性も兼ね備えているものが多い。それは高級車でも同様で、維新の会の足立議員が乗るベントレーも、その値段に見合ったすばらしい車である。自動車の価格にはそれなりの理由が存在する。そして乗ってる人の属性も表してくれる。黒塗りのベンツに乗るヤクザが多かったので、ベンツの人気が下がって今の金持ちはBMWやアウディに乗るというのも世相を反映している。クルマの場合は実際に運転すれば価値がわかるので詐欺ビジネスには向かない。
ところが石ころ詐欺ビジネスの人たちは、仕入れ原価の安い無価値なものを高く売って儲けるのである。そしてその効果はとても主観的なので、「良縁に恵まれた」「大学に合格した」などとおそらくは石ころとは無関係なことを無理にこじつけて宣伝するのだ。そういうのに騙される惰弱はオレに言わせれば「アホ」でしかないのだが、そのアホが多いことがオレは社会をダメにすると思っている。
アホを減らすには教育が大切である。しかしその教育の世界にも「アホ」がはびこりつつある。オレのように維新の会を批判する人間に対してすぐに「おまえはアカだ」と決めつけてくる馬鹿もいる。オレがアカなのではなく、おまえがアホなのである。
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