5月27日に行われたプロ野球交流戦、第二戦の甲子園で行われた阪神ロッテ戦は3−2で阪神が辛くも逃げ切り、お立ち台にはタイムリーを打った近本と先発の秋山が上がった。その時にオレは二人の身長差があまりにも大きいので、きっと秋山は何か台の上に乗ってるのじゃないかと思ったのである。しかし、二人の身長体重を確認すると、それは体格差だったのである。
近本光司 171センチ 67キロ
秋山拓巳 188センチ 102キロ
こんなに差があったのだ。そりゃ違って見えるはずである。
プロ野球選手には体格に恵まれた人が多い。藤浪晋太郎は身長197センチもある。180センチ以上なんてのはごく普通である。特に速球投手には長身の人が多いのである。大谷翔平も193センチある。
速球投手でありながら背が低かったのはおそらく元阪急ブレーブスの山口高志くらいだろう。彼は早稲田に進学して六大学野球で活躍したかったのだが、身長169センチと小柄だったために周囲から反対され、結局関西大学に進学している。山口高志がプロでその速球を武器に戦えたのは実質4年間しかなかった。大学生の頃が一番球が速かったと言われている。小柄な体格で速球を投げるというのは大変なことなのかも知れない。
身体が大きいということはさまざまなスポーツに有利である。向いてないのは体操とマラソンくらいだろうか。マラソンランナーで身長が高かったのは宗兄弟くらいだと思う。格闘技でも、球技でも、肉体の巨大さは相手に対して圧倒的な威圧感を与える。ヤクザが抱える用心棒もきっとデカかったらそれだけで相手はひるむだろう。小さな人間は不利なのである。小柄なオレは最初から戦いには向いていないのである。
しかし、大きいということはそれだけ多くのエネルギーを必要とする。消費カロリーも当然のようにでかいはずだ。二倍の体重を維持するためには二倍のカロリーをとらないと栄養が足りずに細胞が死んでしまうわけで、デカい奴が大食いなのは必然なのである。そしてその大食いの結果としてとめどもなく肉体は巨大化していき、ついには肥満という状態に陥るのだ。何事もほどほどがいいのである。
オレは小さいから消費カロリーが少ない。もしも将来に食糧不足が起きて、一人当たりの米が配給制となったらオレはかなり有利である。燃費のいいオレはわずかな食糧で生存できるが、燃費の悪い人間は餓死するということになる。地球温暖化が叫ばれる中、人類の生き残りの戦術は肉体を小さくするしかない。国ごとに平均体重の目標値を定めて、それが達成できない国には罰金を科すとかいう温暖化対策をぜひともやってもらいたいのである。
ついでに今の不公平な所得税も見直して、収入別ではなくて体重別に課金してもらいたいのである。体重50キロは年間50万円、100キロは100万円、45キロ以下は非課税とかいう風にすればいいのである。相撲取りはみんな高額納税者となるのだ。オレは大幅に節約できるのである。日本人の平均体重を60キロとするならば、一人60万円に納税者人口の約1億を掛け算すると60兆円ほどの税収があることになり、現行の所得税税制度よりも国の歳入は増えるのである。
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