2021年04月28日(水) |
政府の不作為の罪 |
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世界各国はワクチンの接種が着々と進み、新型コロナウイルスを克服して次のステージに移行している。先進国(ともう言えないレベルだが)の中では日本だけが遅れを取っている。なぜこんなことになってしまったのか。すべて政治家の無能の罪である。この非常時に安倍晋三、菅義偉という二人の馬鹿が総理をしていたことが、多くの人々の命を奪ったのである。その無作為の罪を我々は自覚しないといけない。
どうして検査能力を拡大しなかったのか。東京や大阪では検査能力を拡大するのではなくて検査対象者を絞るという方針を取った。その結果として無症状の感染者を大量に発生させ、今の感染拡大の遠因となったのである。
大阪は医療崩壊が起きている。オレが日々感じることは「今は絶対に入院できない」ということである。もしも大阪で救急搬送されても、受け入れ病院がなくて待機させられるのである。心筋梗塞や脳梗塞ですぐにICUに入れなかったらそれこそ死ぬしかない。そんなことが今の大阪で起きてるのだ。
昔、橋下徹は「看護師の給料は高すぎる」と言ったそうである。維新の会は大阪府下の看護学校に出していた補助金をカットし、その結果で経営悪化して閉校に追い込まれた看護学校もあった。今、吉村洋文が「看護師を募集します」などとほざいてるのを見ると「おまえの親分のせいでこうなったんだろ」と言ってやりたくなる。関西のマスコミはこうした不都合な真実を全く報道しないし、吉本の芸人まで使って維新の宣伝に熱心である。この腐った連中を大阪から追放しないといつまでも大阪は維新の竹中利権の食い物にされるだけである。
GWをはさんで発令された緊急事態宣言の効果は果たしてあるだろうか。とにかく明日のことさえわからないのが今の大阪、そして日本の状況である。このような事態を誰が招いたのか。台湾、韓国、中国といった新型コロナ抑え込みに成功した国は徹底した検査体制で無症状感染者を見つけ出した。日本は厚生労働省が検査抑制に関与していたという文書が出てきている。検査して多数の隔離が必要な陽性者が出れば医療崩壊につながるというむちゃくちゃな論理で検査を抑制した結果、多数の無症状感染者が変異種を日本中に広めて今の完全な医療崩壊に至るのである。
自分の実力がないという現実に向き合いたくないから模擬試験を受けない馬鹿受験生のように、感染の実態を明らかにすることから逃げた日本政府は今その失政のために国家的な危機に追い込まれている。おそらく秋の総選挙の頃には新型コロナが終息してると自民党の連中はたかをくくっているのだろう。もしもワクチンが効かない変異種が登場したらどうするのだろうか。
金融緩和の目的は、株価を上昇させて時間を稼いでいるうちに実体経済を回復させて景気をよくすることである。ところが日本政府は株価上昇だけで満足して実態経済の回復、つまり賃金の上昇などということには無関心だった。緊急事態宣言の目的も同じである。経済を犠牲にして感染のピークを少しでも下げている間に医療体制を整えて対処するという戦略のはずが、医療体制の充実に向けて何の手も打たず、一方で休業補償のゼニもちゃんと配れてないので国民に犠牲だけを強いるという結果になった。安倍晋三とか菅義偉という無能な人間にはやるべきことが何一つ見えていなかったのである。
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