2021年04月22日(木) |
五輪はイスラエルで実施せよ! |
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世界各国の中で完全に新型コロナに打ち勝った国は今のところワクチン接種率が80%近くになって、マスク着用義務をなくしたイスラエルしかない。イスラエルではワクチン接種を終えた証明となるグリーンパスポートを提示すれば自由に行動できる。現時点で感染爆発で緊急事態宣言の発令を待つ日本とは大違いである。昨年末には感染者が一日1万人を超え、ロックダウンまで実施していたのに見事に打ち勝ったのである。政治家のレベルがおそらく日本とは段違いなのだろう。
もしも東京での五輪開催を強行するとワクチン接種がほとんど進んでいない状況での実施ということになる。それは選手も国民も危険にさらすことになる。それよりも日本はイスラエルと協議して、可能な限りの競技種目をイスラエルで実施し、施設がないなどの理由で実施不可能なものはしないということにすればどうか。
イスラエルへの入国前にPCR検査を実施し、入国後に全選手は2週間の隔離を経てということにし、観客はグリーンパスポートを所持する人のみでということにすればいい。いともたやすく安全な五輪開催が実現するのである。これは検討に値するプランだと思うがどうだろうか。
イスラエルのような先進国では基本的に五輪実施に必要な最低限の施設はそろってるだろうし、競技レベルも高くて審判員や会場スタッフなども容易に集められるだろう。パソナに一人当たりの日当を13万円払って、その9割をピンハネされる形でしかスタッフを集められない日本とは大違いである。
ただ、イスラエルで実施ということになると中東のイスラム諸国からの反発が予想される。中には参加をボイコットする国もあるかも知れないが、平和の祭典である五輪だからこそそれを乗り越えて開催して欲しいのである。イスラエル開催案は現時点でベストの選択であることがこの説明でわかるだろう。
日本はGWに突入する前におそらく緊急事態が宣言され、大規模な商業施設は休業に追い込まれるし、飲食店も時短ではなく休業させられる。さすがにもう一度全国民に10万円配るしかなくなるだろうし、学校も休校ということになるかも知れない。おそらくこれからもっともっと状況は悪化する。大阪は医療崩壊ではなくて社会崩壊が起きているのである。そんな状況下でどうして五輪開催が可能なのか。
日本が太平洋戦争に負けたのは国民がしっかり戦わなかったからか。否である。補給を軽視した無能な指揮官と、戦争の終わらせ方を全く考えてなかった政治や外交の敗北である。では新型コロナに負けたのはなぜか。きちんと医療体制や検査体制を整備する努力をせず、国民に精神論や我慢だけを説いた政府の責任である。この二つの敗北はとてもよく似ている。そして戦争が無条件降伏によって終わったように、新型コロナとの戦いも完全敗北の形で終わるような気がしてならないのである。
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