2021年04月24日(土) |
緊急事態宣言は裏目に出る |
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4月25日(日)から、政府は東京都、大阪府、京都府、兵庫県などに緊急事態宣言を発出することになった。百貨店や映画館、博物館や美術館、図書館など多くの施設が休業や閉鎖に追い込まれることとなる。
今、映画館はGWのためのさまざまな映画が封切られたばかりである。ここでいきなり映画館が閉館すればどうなるか。オレは何が起きるかを的確に予測することができる。それはさらなる感染爆発である。その過程に関して説明しよう。
今回の緊急事態宣言は日本全国で同時に発出されているわけではない。一部の感染爆発地域だけである。和歌山県とか奈良県、千葉県などは対象ではない。そうすると、人は対象地域からそうでない地域に移動するのである。大阪で『るろうに剣心』を観ることができなくても、奈良県や和歌山県では上映してるのである。どうしても観たい人はただ少し移動すれば済むだけのことである。結果として緊急事態宣言対象地域から近隣の都道府県への人の流れが発生することになる。ワクチンパスポートのない日本ではせめて検査証明書でも導入して県境をまたぐ移動を規制すべきではないのか。
感染拡大を防止するためには人の流れを減らさないといけなかった。しかし、国の政策は必要なことをほとんど行わなかった。PCR検査の拡大も進まなかったし、医療現場への支援も足りず、休業を余儀なくされ収入を失った人への補償もない。ワクチン接種も進まない。これらはすべて政治の責任である。適切な医療を受けられずに多くの人が亡くなってることもすべて政治の責任なのだ。
日本は今、新型コロナウイルスという大きな敵と戦っている。戦争中みたいなものである。ところが戦うための十分な武器を国民は与えられていない。最前線で立ち向かう医療従事者は過労死寸前まで働き必死で頑張っている。彼らの戦いに報いるためにはきちんとその労働に対して対価を支払うべきではないのか。働いた分以上のゼニを出すことが政治の役目だ。現実には収入減少で病院は経営に苦しむ状況であり、東京女子医大病院のようにボーナスをカットする病院まであるのだ。ブルーインパルスなんか飛ばすよりもゼニを配れである。そんなもの飛んでも何も嬉しくないのである。
戦争の時に一番怖いのは指揮官が馬鹿なことである。今の日本がまさにその状況である。「やってる感」しか出さない吉村洋文や、何の役にも立たないのにアメリカに行って恥をかく菅義偉など無能な政治家が偉そうにしてTVで国民に語っている。こいつらは百害あって一利なしである。さっさと退場してもらいたい。特に維新の会は竹中平蔵と組んで自分たちの身内の利益しか考えてないクズ集団である。公務員の数を減らしたとその手柄を語るが、減らした分は窓口業務をパソナ派遣に置き換えただけで専門知識も欠けていて市民にとってはマイナスしかない。
緊急事態宣言が終了した後、事態は好転しているだろうか。もちろん明日のこともわからないのにそんな先の予想なんかできるわけもない。もしも日本政府がコロナ禍を乗り切ることができたとしたらそれは政府の対応のおかげではなく、ただ運がよかっただけだとオレは思っている。
GWに国内航空便の予約はかなり入ってるという。すでに決めた旅行プランをそのまま実行する方も多いだろう。もちろんオレは引きこもるつもりでいるのだが、世間の方々はなかなかそういうわけにもいかないのである。そういうわけでGWの観光地がどうなるのか現時点ではわからない。オレにできることは目の前の事態に対して備えるだけである。自分の身は自分で守るしかない。大阪は今の医療崩壊している。コロナ陽性判定なのに自宅待機者を余儀なくされている人が1万人を超えた大阪でコロナ感染が意味するところは、もしかしたら「死」なのかも知れない。
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