2021年03月18日(木) |
オリンピック永久廃止論 |
携帯用URL
| |
|
東京オリンピックは無観客で実施する方向のようだが、その次の北京オリンピックはどうするのだろうか。新疆ウイグル自治区で行われているイスラム教徒の弾圧、強制収容の実態はナチスのユダヤ人虐殺と変わらない。世界はその中国が平和の象徴としてのオリンピックをやる資格があるとおめでたくも思ってるのだろうか。
オレはオリンピックはもうその役目を終えたと思っている。スポーツを振興させるという当初の目的は十分に達成できた。オリンピックなんかしなくても、毎年のようにさまざまな競技の世界規模の大会が行われている。巨額の費用をかけて一か所に集めて開催しなくても、いろんな国に持ち回りで世界選手権をやればそれでいいのである。
今のオリンピックは競技者のためではなく、広告屋やマスコミの金儲けのために存在している。ついでに言えば会場の施設などを建設するゼネコンの利益のためでもある。その原資となるのは巨額の税金である。オレの払った税金もそこに使われ、その一部は政治家のフトコロにも還流してるのである。
日本でふだんは誰もやらないような競技施設を作っても結局その後は廃墟になるだけである。これは中国で以前に開催された北京五輪の施設で実際に起きていたことである。マイナーな競技の施設を作るくらいならそんな競技はすでに施設のある国で開催すればいいのである。
北京で行われる冬季五輪は人工雪でコースが作られるという。そんなふうにして実施される冬季五輪にそもそも意味があるのか。そんな環境破壊五輪に参加するということは、その趣旨に賛同してるということである。
オレは今の中国政府は世界平和にとっての最大の脅威、人類にとっての不倶戴天の存在であると思っている。もしも中国と北朝鮮が地球上に存在しなかったら核廃絶はすぐにできてるはずだ。日本もアメリカも欧州も、同じ価値観を共有できる国だとオレは思っているが世界でただ二国、北朝鮮と中国だけがいまだに武力による領土拡大を是としてるのである。(ロシアもそれに含めるという考えもあるが、プーチンが死ねばロシアは変わるだろう。)そんな価値観を持つ国が開催するオリンピックに参加するということは、中国の覇権主義を認めたのと同じである。
もちろんアメリカや日本、EU加盟国が不参加ということになっても中国はオリンピックを強行開催するだろう。これはコロナ禍の日本で東京五輪が強行開催されるよりもさらに無意味なことである。二回連続でそんな意味のない開催が続くのなら、いっそのこともうやめてしまってIOCも解散すればいいのだ。日本が東京誘致のためにゼニをばらまいて委員を買収したことでわかるように、発展途上国のIOC委員というのはみんな利権まみれの連中である。そもそもゼニで買ったオリンピックなどくそくらえである。オレは東京五輪の中止と、今後のオリンピック開催の永久停止を主張する。もうその役目は完全に終わったのである。
←1位を目指しています。
前の日記 後の日記